肩甲骨はがしが話題だと聞きました

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「肩甲骨はがし」最近よく聞きます。「肩甲骨はがし体操」もあり、自分でできるのはとてもよいことです。肩甲骨はがしは肩甲骨周辺の筋肉をゆるめることです。当院では開業以来当たり前の技術です。患者さん全員、毎回、肩甲骨まわりの筋肉をゆるめています。「肩甲骨はがし」が上手にできると、深いところにある筋肉をゆるめることができます。

肩甲骨はがしが話題だと聞きました

来院されている方から「肩甲骨はがしが肩こりに良いと聞きましたが、どうでしょう?」と聞かれました。なんでも医師が考案したそうです。

自分でできる肩甲骨はがし体操

早速調べてみると、腕の上下運動がらくになり、肩こり、首のこりに効果がある。結果、姿勢がよくなり、バストアップにも効果があると書いてありました。自分でできる「肩甲骨はがし体操」も紹介されていました。セルフケアできるのはとてもよいことだと思います。

肩甲骨はがしは、「はがす」という表現が面白いと思いますが、肩甲骨まわりの筋肉をゆるめることです。

「肩甲骨はがし」は私たちにとってはあたりまえのこと

ところで、「肩甲骨はがし」は治療院よしぐちでは特別な治療ではなく、当たり前のことです。私は修業時代から毎日行っています。

「肩甲骨はがし」と名前が有名になると、何か特別のことをするように感じるものですが、当院に来られた患者さんには、全員に、毎回、肩甲骨まわりの筋肉をゆるめる「肩甲骨はがし」をしていますよ。

肩甲骨周辺の筋肉は張りやすい

というのも、肩甲骨周辺の筋肉は、首、肩、から続いているのでとても緊張が強くなり張りやすいのです。身体は全てつながっているので、首、肩のこりを改善していくには肩甲骨周辺の筋肉をほぐすことが必要不可欠です。(肩甲骨の場所がはっきりわからない方は、ウイキペディアの肩甲骨のページを開いて、下にスクロールしていくと、肩甲骨が赤く塗られた画が出てきます)

首や肩はすぐにこってしまいます。

デスクワークで長時間座りっぱなしでパソコンに向かったり、長時間スマホなどを見ていると、首が前に出た姿勢になるので筋肉が緊張します。また、手を動かす作業は、少し気をつけて観察すると、肩の筋肉を緊張(=疲れ)させます。そのうち、肩、背中、腰の筋肉が疲れて姿勢が崩れ、猫背になります。

上の写真のような姿勢は、ちょっと極端ですが。程度の差はありますが、どなたもこのような姿勢に近い姿勢で仕事をしていると思います。

こうして肩甲骨周辺の筋肉が張った患者さんが来院されると、このようにゆるめます。

肩甲骨周辺の筋肉はこのようにゆるめます

首、肩、背中の筋肉がこっている方は肩甲骨に付着している筋肉も硬くなっています。肩甲骨周囲の筋肉をゆるめるのに、うつ伏せでゆるめるやり方と横向きでゆるめるやり方がありますが、治療院よしぐちでは全身の筋肉をゆるめるため、うつ伏せで施術をします。

ゆるめていきたい側の腕を肘を曲げて背中に回し、肩を包み込むように下から持ち上げると肩甲骨は浮いてきます。その浮いた肩甲骨の縁を親指を入れて、背中から肩甲骨をはがすイメージでゆるめていきます。患者さんの中には、筋肉がこり固まってとても硬い方がいるのですが、下から持ち上げながら肩甲骨が円を描くように動かしながら、ゆるめていきます。

はがす

肩甲骨はがしで得られる効果

肩甲骨周辺(背部)の筋肉をマッサージでゆるめると、深いところにある筋肉をゆるめることができます。肩甲骨の可動域が広がり血流も改善され、深部にある首、肩の筋肉が柔らかくなり、頑固なこりから解放されます。

姿勢改善にも繋がります。

呼吸も深くなる

また、背中の筋肉は呼吸にも深く関与しています。背中が張ってきますと呼吸も浅くなり、深く息を吸っても肺いっぱいに空気が入りづらく、息苦しくなります。筋肉がゆるめば、深い呼吸ができるようになります。

以前、ぜんそくが持病の方が来院され、肩甲骨まわりの筋肉をゆるめると、ぜんそくの症状が緩和した例も複数あります。

自分でできる肩甲骨の体操

治療院よしぐちでは、毎月第4土曜日の14時から月イチヨガを開催しています。講師のミコ先生に、肩甲骨周辺の筋肉を自分で柔らかくする動きを教えてもらいました。

まず胸の前で両肘を付けるようにすると、肩甲骨が左右に離れます。

そのまま前から、肘が耳の上を通るような気持ちで。肩甲骨が持ち上がります。

 写真 ヨガインストラクター ミコさん

5〜6回続けて回します(30秒を目安に)終わったら逆回り、クルクルではなく、ゆっくり自分のペースで、肩甲骨の動きを感じながら大きく回します。

呼吸は先ず息を吐いて、吸いながら前から上に、吐きながら後ろから下へと回していきます。
逆回りの呼吸は、息を吸いながら後ろから上へ、そして吐きながら前から下へ。
呼吸を止めることなく動作とあわせて、自分のペースで行ってください。

*肩甲骨体操の詳細は、次回のヨガ教室レポートでお話しします。

肩甲骨まわりが硬く気になった方はご相談下さい

肩甲骨はがしが話題になり、肩甲骨はがし体操をする人が増えるのはとてもよいことだと思います。いままで説明してきたように、肩甲骨の奥にある筋肉がほぐれないと、首・肩のひどいこりはなかなかよくなりません。

もし、肩甲骨はがし体操をしていて、筋肉がひどく硬くなっているのに気づいたり、痛みがあったり、うまくほぐれない方はどうぞ、当院にご相談下さい。

当院では、こりや痛みが背中に出ていたとしても、身体を部分(パーツ)として考えず全体として見て行きます。全ては繋がっていますので、肩甲骨はがしだけではなく、首から肩、背中、腰まで広くマッサージで筋肉をゆるめ、血流改善を促して自己免疫力を上げていきます。

この他の肩こりの記事は、肩こりの患者さんの状態と治療についてをお読み下さい。

背中の張りを感じている方は、治療院よしぐちまでご相談ください。ご連絡お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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