膝の痛みの原因は筋肉の硬さにある
膝の痛みの原因には、変形性膝関節症などの骨自体に問題がある場合と、太ももの筋肉が硬くなることによって動かす時に痛んで、それが関節の痛みだと思ってしまうことがあります。まず、痛みの原因をつきとめるために整形外科を受診してください。骨自体に問題がなければ、私たちがお役に立てると思います。
症状と原因
変形性膝関節症等の骨の変形から来る膝の痛み以外で、当院に来院される方の多くは、太ももの筋肉が硬くなる事で痛みを発症している事が多いです。特別に何か痛みの原因になる覚えのない方は、筋肉の硬さに原因があるかもしれません。
足の筋肉が骨に付いている場所の始まりと終わりは、必ず関節を介しています。そのために、筋肉が硬くなると縮んで引っ張られた結果、関節が痛いと感じます。
下記のような症状の方は、筋肉の硬さに原因があるかもしれません。
- 階段の上りは痛くないけど下りが痛い
- 歩くのも、小走りも痛くない
- 日頃は痛くない
- じっとしていれば痛くない
このように書いてもご自分の筋肉の硬さを自覚しにくいかもしれません。しかし、よい方法があります。
膝が硬くなっているかどうか知るには「正座」
膝が硬くなっているかどうか、つまり、膝周辺の筋肉が硬くなっているかどうか確かめる一番簡単な方法は、正座をしてみることです。膝が痛まないようにゆっくり正座してみてください。できない方は無理する必要はありません。
子供の頃に正座した時の感じ、若い頃正座したときの感じ、膝痛を自覚しない頃正座したときの感じと比べてどうでしょう?しっかり体重がふくらはぎやかかとに落ちない。もっと硬いと、かかとにお尻がつかないかもしれません。
太ももの筋肉が硬くなっていると、正座しづらいのです。
病院での診断
膝が痛い時骨や靱帯に原因があるかもしれません。先ずは整形外科での受診をお勧めします。痛みの原因がレントゲン、MRI画像診断で分かります。変形性膝関節症、半月板、靱帯損傷等の骨や靱帯が原因ではない場合、筋肉の硬さが原因ですと、整形外科では分からず、湿布薬と痛み止めをもらって「しばらく様子を見てください」といわれるかもしれません。
原因が骨や靱帯でなければ、筋肉を緩めると痛みから早く解放されます。
当院での治療方法と症例
来院される方のお話を聞き、腰から足にかけてマッサージをして、よく筋肉を緩めていきます。その後、太ももの表側と裏側をストレッチして硬くなって縮んだ筋肉を伸ばして行きます。そして、骨盤調整をしていきます。何故ならば、身体の中心がぶれていると下半身の筋肉に負担がかかってしまうからです。
Mさん 70歳なかば 女性
大変お元気で、活動的なMさん。膝が痛くなり整形外科に通院してレントゲンでは異常はなく、ヒアルロン酸の注射を1週間したが効果がなく、来院されました。「歩行、軽く走るのは痛みがなく、階段の登りは痛みがないが降りる時に痛みが出る」といっていました。
病院での診断を受けていますので、関節自体に問題がないと判断して膝を診させていただくと、やはり太ももの筋肉が硬くなっていました。身体は部分、部分ではないので全身のマッサージをして、太もものストレッチを入念にしました。施術後は、膝の痛みはその日のうちに治りました。以後パワフルに、毎日忙しい日々を過ごしています。
自分で出来ること
筋肉の柔軟性を出すためには、ストレッチをお勧めします。太ももの前と後ろ側の筋肉を伸ばすことが大事です。前側の筋肉が硬くなることで、膝の痛みが出ますが筋肉の表側と裏側は相反していて、片方が伸びているときは、反対側は縮んでいます。ですので、均等に伸ばしてください。
下の写真のようなストレッチが、太ももの前を伸ばします。
膝の痛みでお悩みの方は、治療院よしぐちまでご相談、連絡をください。お待ちしています。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。