くるぶし・かかとの痛みの場合

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朝起きた時に感じる足首やかかとの痛みは骨盤のゆがみが原因のことが多いです。ただし、踵(かかと)が痛む場合は、まず整形外科を受診して下さい。足底筋膜炎やアキレス腱炎の場合があります。初期のアキレス腱炎や足底筋膜炎になっていたらストレッチで痛みの軽減ができます。それ以外は、骨盤のゆがみを矯正することで痛みがなくなります。

突然の足首、かかとの痛みの原因は骨盤のゆがみから

朝、ベッドから降りて歩き出したとき、突然感じるくるぶし付近や踵の痛み。ケガした覚えもないのに捻挫したような痛みを感じたら、それは、骨盤のゆがみが原因として考えられます。

ゆがむ場所を説明します。下のざっくりとした骨盤の図を見てください。

図の赤線が引かれているところが仙腸関節、もう一つ白い矢印をつけたのが腸骨です。これらの場所に痛みがで出ていると、骨盤のゆがみが原因ではないかとまず考えます。

疲労して縮んだ筋肉が引っ張る

そのゆがみが起きる原因は、筋肉疲労です。

身体全体の筋肉は、皮膚に近い浅層筋、中間層筋、奥にある深層筋で構成されており、各々働きをもっています。ところが、筋肉が疲労していると縮んでしまいます。縮んだ筋肉が骨を引っ張るのです。その筋肉は、図の腸骨を後傾または前傾させ、それが原因で臀部(お尻)の筋肉が引き攣れ(ひきつれ)てしまい、さらに太ももの裏側の深いところにある筋肉が引っ張られていくのです。

例えば、毛糸のセーターをイメージしてみてください。袖のところにほつれがあり、飛び出している一本の毛糸を引っ張ると腕の付け根の方まで、引きつれて行くのと同じようなものと思ってください。そしてその先にある足首、踵(かかと)の筋肉が引っ張られて、骨についている筋肉の場所が痛むのです。

痛みの程度によっては整形外科での受診をおすすめします。なぜなら踵(かかと)の痛みにとても多い足底筋膜炎である可能性があるからです。足底筋膜炎はレントゲンで診断できます。

ここで説明した骨盤のゆがみが原因の痛みは筋肉によるものなので区別できます。

足をついた時に、かかとから突き上げるような痛み かかとの痛みは足底筋膜炎かも?

足底筋膜炎も、朝、ベッドから降りて歩き出したときに突然痛みを感じる特徴があります。また、長時間座っていた後に歩き始める時にも痛みが出ます。

足の裏には、土踏まずを作っている足指の付け根から踵にかけて張っている足底腱膜腱があります。足の裏のアーチを保持しています。これが傷ついて炎症を起こします。

足底筋膜炎の主な原因として、歩行やランニング時に過度の負担をかけたこと。また、加齢による劣化などで足底筋膜に傷がつき、踵(かかと)から土踏まずにかけて強く痛むようになります。

詳しくは、足の裏が痛いランニングしているなら注意して下さいという別記事をお読み下さい。

病院での診断は大切です

踵(かかと)に出ている痛みの場合、まず、整形外科の受診をおすすめしています。それは痛みの原因を探ることがとても大切だからです。

お医者さんに足を診察してもらってレントゲンを撮ってもらうと、足底筋膜炎の場合はすぐにわかります。踵(かかと)の部分に骨棘(こつきょく)という、とがった骨がトゲのように映るからです。もし、足底筋膜炎と診断された場合、私たちにご相談いただければ、適切なストレッチを行うことで痛みを減らすことができます。スポーツなどで重症化していると、劣化した足底筋膜の切除手術になるケースもあると言われています。今はある程度の年齢になっても熱心に走っている方が多いので、まず整形外科に行くことをおすすめしているのは、それが理由です。

当院での症例

この症状で来院された場合、まず、施術室に入って来られた時の姿勢と歩き方をみます。そして、患部の腫れと熱感の有無を確かめ、症状が出た時のお話を聞かせていただきます。また、テスト法で痛みの原因が何処にあるのか見極めて施術をしていきます。マッサージとストレッチを併用してゆっくり筋肉を緩め、骨盤調整をして身体のバランスを整えていきます。骨盤のゆがみが原因の踵(かかと)や足首の痛み捻挫のような痛みは2~3日で消失します。来院していただく場合、症状が出てからの時間が早い方が、早くよくなります。

60代 Aさん 男性

朝起きて、ベッドから降り歩き出すときに内側のくるぶしに捻挫したような強い痛みを訴えて来院。話を聞くと前日にゴルフに行ったが足を捻った覚えがないとのことでした。

細かに検査をしていくと腸骨稜付近に痛みがありました。この場所はわかりやすいたとえがあります。今はビンの飲み物がほとんどなくなっていますが、牛乳ビンで牛乳を飲むことをご想像できるでしょうか?

例えばスーパー銭湯で風呂上がりにビンの牛乳を飲むと、無意識に腰に手を当てる方が多いと思います。そのときの親指が当たる場所が腸骨稜です。その付近に痛みがありました。(注:上記ざっくり骨盤写真、腸骨の矢印部分です)

Aさんの場合、右側の骨盤が後ろに傾き、その結果右足のくるぶしに強い痛みがありました。今回の痛みの原因は、骨盤のゆがみから来ていることをご説明し、緊張した筋肉を緩めて骨盤矯正をしました。

痛みは1~2日で消えると思いますよとご説明させていただきましたが、その通りに痛みがなくなってよかったです。

自分でできること(セルフケア等)

足底筋膜炎に関しては、ストレッチを行って硬くなった足底筋膜および下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋肉を緩めていきます。多くの場合、ストレッチを行うことで痛みは治まっていきます。治療院よしぐちでは、その時の症状に合わせた適切な方法のストレッチを指導させていただいています。

こんな動きです。

そして、反対の動きも加えます。

骨盤由来の足首の痛みに関しては、ご自身でのセルフケア等は残念ながらなく、来院していただき、マッサージで骨盤周りは当然のこと、全身の筋肉を緩めていき、骨盤矯正をしていかなくてはなりません(当院のマッサージだけで、痛みの取れる場合もあります)

痛みの取れた後のケア等は、ストレッチを日常的に習慣つけていだくことにより、今後、足首だけの痛みだけではなく腰痛等の予防として、歪み、痛みの出ない身体を作っていきましょう。

足首、踵(かかと)の痛みが出てお悩みの方は、治療院よしぐちまでご連絡、ご相談下さい。お待ちしています。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。

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