左側(あるいは右側)ばかり腰痛になるのはなぜ?

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「私、腰痛になるのはいつも左側なのですが、なぜですか?」と聞かれました。たいていの方は、左側か右側のどちらかの腰が痛くなります。身体の動きにそれぞれ癖があるので腰痛もその影響で起きます。右利き左利きが左右の腰痛と関係があるかもしれません。また、仕事中の姿勢で偏りがひどくなることもあります。治療は硬くなった筋肉をもみほぐします。しかし、左右の偏りを防止するには、まず日常の身体の使い方を意識して直す必要があります。

腰痛は、右か左、片側の腰が痛くなることが多い

患者さんから、「私はいつも左側の腰が痛くなります。どうしてなのですか?」と聞かれました。

実はこのような方は多いです。痛むのは左側に限りません。いつも右側の腰だけ痛む方もいらっしゃいます。この原因は、みなさんの身体の使い方に癖(体癖)があるからです。内科的な原因があれば別ですが、腰痛はそういうものなので、いつも左の腰が痛くなるからと必要以上に心配する必要はありません。

腰痛で来院される方の中に腰の真ん中が痛む方はめったにいません。

腰の真ん中に感じる腰痛も原因はどちらか片側にある

たまに、腰の真ん中が痛いと言われて来院される方もいますが、詳しく身体を診させていただくと、必ず左右どちらかの側の痛みが強いです。これは、全体の痛みが強いので真ん中に感じるだけで、治療が進むうちに真ん中に感じていたのが、片側の痛みだったと自覚できるようになります。

身体を動かす時、あなた特有の癖はありませんか?

もともと、けがや病気等が原因で腰痛が出るなら別ですが、どんな方でも身体の動かし方には癖があります。たいてい身体を動かす時は、「こうしよう」という意志はありますが、実際の動きは無意識下で行われます。

例えば、玄関で靴を履いてドアを開けて外に出る時のことを考えてみましょう。

靴を履く時は右足から?左足から?

玄関で靴を履くときは、左右どちらの足から履きますか?改めて聞かれると、考えてしまう方が多いのではないかと思います。それくらい無意識に自動化されています。

ドアはどちらの手で開けますか?

ドアを開けるのは手なので、たいてい利き手でしょう。

最初の一歩は右足から?左足から?

ドアを開けて最初に出す足は左右のどちらでしょう?これも意外と答えにくい質問です。でもたいてい同じ足からだと思います。観察してみてください。

このように、動作は無意識に自動化されているので、ご自分の身体の癖がつきやすいのです。

例えば、怪我をするときに、必ず右側だけ、もしくは左側だけと決まっている方も多いように感じます。

私も数多くの怪我をしていますが、必ず右側です。一概には言えませんが、利き手、利き足が関係しているように思います。

職業によって身体の偏りが生まれることがある

常に体を傾けて仕事をしている方は、体の偏りが出やすくなります。このことは詳しく説明しなくてもご理解いただけるでしょう。

当院には色々な職業の方が来院されます。

美容師さんは身体を傾けることが多い

たとえば、美容師さんは、利き手にはさみ、反対の手にはくしを持ちカットします。鏡を見ながら、また、色々な角度からお客さんの頭を見て仕事をしているので、体を傾けていることが多いですね。重心を移動している時もどちらかに偏って立っていますので、自分では気づかないうちに片側の背中、腰、下肢に負担がかかり、筋疲労がたまり、痛みにつながります。

歯科医の先生は前かがみになることが多い

歯科医の先生は、患者さんの口の中を治療するために前屈みになります。猫背の先生が多いですね。昔の歯科医の治療台は椅子でしたが、最近は、ベッドに近いです。患者さんの負担に配慮してだと思いますが、先生にとっても昔の姿勢よりねじれが少ないので楽だと思います。

ただ、どうしても患者さんの口を横からのぞき込む姿勢になるので、体がねじれます。これも、一つの職業病ですね。

身体の左右の偏りは意識して直さなければいけません

左右差の解消法は、日常生活でのよくない身体の使い方を意識的に直していかなければなりません。

私は車で通勤していてますが、通勤中よく見る光景で、身体を斜めにドアに寄りかかるようにしているドライバーがいます。必然的に片手でハンドルを持つようになりますね。この姿勢は、下で紹介するYさんと同じです。

また電車に乗ったときには、足を組んで座っている方も多いです。無意識に足を組んでしまうのでしょう。これもよくないです。このように、日頃の何気なくしてしまう習慣を半ば強制的に意識して直していかなければ難しいです。

運転する方は姿勢をなるべく正し、ハンドルを両手で持てば必然的に身体はまっすぐになります。意識してハンドルと正対するように運転してください。

座って足を組む人は止めましょう

また、座ったときに足を組んでしまう方は直ぐに元に戻すように意識づけしてください。癖ですので無意識にしてしまいますが、「あっ、いけない」とやめることを繰り返すうちに、足を組むことがなくなってきます。

思い出して下さい。子供の頃、足を組んだことはないはずです。何かのきっかけ、大人が組んでいるのを見て真似して始めたと思います。

一日の終わりに湯船に浸かり、ストレッチやストレッチポールという長さ98㎝直径15㎝のツールでその日の疲労を取り除くこともおすすめです。ストレッチをすると、左右差や偏りを自覚することができます。

しかし、疲れがたまってしまい疲労の許容を超えるとセルフケアだけでは取り除くことは難しくなります。ご自身の筋肉疲労や張り、バランスを客観的に判断するためにも身体を診させていただきお話をさせていただけたらと思います。

治療は硬くなった筋肉をもみほぐします

腰痛は、いままで説明してきたように姿勢の偏りが原因で起きます。姿勢に偏りがあると、筋肉に負担をかけていて硬くなります。筋肉が硬くなったことで腰痛が起きます。筋肉をよくほぐすと痛みは解消します。

骨盤の歪みがある場合も、筋肉が緩むと自然と解消されますが、専用の器具を使う時もあります。

よく、腰痛は骨がずれていると勘違いする方もいらっしゃいます。もし、見て分かるほど骨がずれていると、それは大ごとです。多分、歩けないと思います。

ただ、もともとは姿勢の偏りが根本的な原因になっているので、ご自分で意識して直していかないとまた腰痛になります。来院された方には、いまの姿勢の偏りと、腰痛にならない姿勢をアドバイスしています。

腰痛に加えてしびれがある場合は坐骨神経痛かもしれません

腰痛のほかにしびれを感じる場合、坐骨神経痛が考えられます。以前、坐骨神経痛は腰痛からという記事を書いて詳しく説明してありますので、そちらをまずご参照ください。

坐骨神経痛は、お尻のえくぼ付近から始まり、足先まで伸びている長い坐骨神経に沿って発生する神経痛です。広い範囲にしびれや痛みが出るのが特徴です。

骨盤に感じる鈍痛は、骨盤のゆがみによるものです。ゆがんでいる方が痛くなります。これはお尻の筋肉に硬さとして現れます。触診させていただければすぐにわかります。

左側の腰痛に加えて腹痛がある

また、たまに左側の腰痛と同時に腹痛を感じる方がいらっしゃいます。痛くなるのは腸のあたり。腹痛といってもお腹をこわした時、トイレに駆けこむ前に感じる痛みとは違います。鈍い痛みです。

この原因は、大腰筋が硬くなっているからです。

仰向けになっていただいて両膝を立ててお腹を押すと、腸の向こうに大腰筋が硬くなっていることを確認できます。大腰筋が硬くなる理由は、前かがみの姿勢が多いからです。

少し前なら、この症状は女性に多いといわれていました。台所で調理するときに前かがみの姿勢が多かったからです。しかし、今ならキッチンが機能的に変わっているので当てはまらないかもしれません。

当院の症例

車の運転姿勢に問題があり、毎月のようにギックリ腰を起こし、しかもいつも左側だった方がいらっしゃいました。車の運転姿勢の癖は、他人に指摘してもらわないとなかなか自分では自覚できないと思います。

50歳代 男性 Yさん

大分前の話になりますが、Yさんは毎月のようにギックリ腰で来院されていました。それも決まって左側でした。何故、このようにギックリ腰が毎月起こるのか私は疑問に思っていました。

Yさんは車通勤でドアtoドア、仕事も観葉植物をレンタルされる会社に勤務し、ほぼ1日、車生活でした。仕事では、植物の重たい鉢から軽い鉢まで様々を移動し据え置きます。設置が終わり会社に戻ると、引き上げてきた植物を車から降ろして水をやり世話をします。

Yさんの場合、原因は、車の運転に問題がありました。

Yさんは、植物を運搬するため大きなワンボックスの車に乗っていました。その車には肘掛けが付いています、その肘掛けに運転中に左肘を乗せます。結果ハンドルは右手だけで持ち必然的に身体は斜めになります。この体勢は身体が長時間捻れたままですので、左側だけに負担がかかり疲労が蓄積され痛みになりました。

Yさんは、いつもの事なのでご自分では気がつきません。運転の姿勢が悪いことをお話して、マッサージとストレッチの施術をして蓄積した筋疲労を取り除き運転姿勢を直してもらいました。

ただ、長年の癖だったので運転姿勢を直すのはなかなか難しかったと後でお話ししてくれました。

いつも片側だけに痛みが出る方、ご自分の身体がいまどのような状態がお知りになりたい方は、治療院よしぐちまでご相談ください。ご連絡お待ちしています。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。

この他の腰痛についての記事は、自由が丘で腰痛治療をする整体治療院をお探しの方へをお読み下さい。

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