腰椎にできた嚢胞が原因の坐骨神経痛

LINEで送る
Pocket

坐骨神経痛で長くお悩みの方。腰痛はなくお尻から足に痛みが出る方で、治療を長く続けているのに症状が改善しない方は、脊椎脊髄末梢神経外科を受診すると原因が早くわかるかもしれません。当院スタッフが経験した話です。最初は筋肉が固くなったことによる坐骨神経痛だと思われたのですが、筋肉を緩めても症状がよくならずひどい痛みに変わり、その原因が腰椎4番5番間の右側にできた嚢胞であることがわかり手術をしてもらいました。

右のお尻の痛みの始まり

治療院よしぐちのスタッフ、堀内智恵子が経験したことを今回お知らせします。

冬山登山に向けての冬山訓練に、2019年12月30日から1泊2日で出かけました。訓練翌日の31日に平坦な道を歩いていたところ、右のお尻のほっぺたの奥にズーンとする重たいような違和感を感じました。

この時は、長時間冷たい雪の上に座っていた事で臀部、下肢が冷えたことが原因だったのではないかと思っていました。

しかし、年が明けてから、右側のお尻の違和感が痛みに変化しました。痛みは夜と起床時に出るようになり、右側のお尻の痛みと同時に足の前側から外側にも痛みが出るようになりました。

この部位は坐骨神経の通っている場所です。これは坐骨神経痛だと確信しました。

坐骨神経痛の原因はヘルニア等が考えられます。しかし、もしヘルニアであれば腰の痛みが出るはずですが、動いているときには痛みはありません。

骨に異常がないのなら筋肉が原因と考え、毎日一生懸命にストレッチをしていましたが、一向に痛みの改善は見られませんでした。痛みの程度は毎日変化して、痛みが弱い日もありました。

原因の究明

痛みが出始めてから1ヶ月が過ぎ、堀内は、原因を突き止めるために自分の症状についてネット検索して整形外科を受診しました。しかし、納得のできる答えは出ませんでした。

最初の診察を受けた週末、電車に乗っていて姿勢を変えた瞬間に激痛が走り、動くことができなくなってしまいました。激痛は一日中続き、翌日は動けず痛み止めを飲んだものの、効果はほとんどありませんでした。

2日後、何とか痛みが弱くなってきて動けるようになり、ネット検索で別の病院を探し受診しました。

MRIで腰椎の4番5番間の右側に嚢胞がみつかる

そこでMRI画像診断をしてもらい、軽度のすべり症と、腰椎の4番5番間の右側に嚢胞ができていることが原因で、坐骨神経を圧迫して痛みが出ていることが判明しました。

嚢胞とは、簡単にいうと液体が膜に包まれた球状のものです。

2番目の病院での説明で、治療方法は2つ。手術で嚢胞を取り除くか、痛みが出たら鎮痛剤で痛みを抑えていくかの温存療法です。嚢胞が出来た原因はここの病院では説明がありませんでした。

手術をするか、この先、いつ痛みが出るか分からない不安を抱えながら一生薬から離れられない生活を送るかの2者選択です。

医師とのご縁

痛みは、体力を極限まで消耗します。今回のように原因がはっきりしていて痛みが強い場合、もう我々の東洋医学ではどうする事も出来ず、西洋医学に頼らなければいけません。

痛みを取るには神経ブロック注射をしてもらうしかないと思い、当院に来られている今は勇退された麻酔科のO先生にご相談させていただきました。

O先生はすぐに、休んでいる堀内に連絡を入れて下さり、今までに受診したどの病院の先生方よりも親身に症状を詳しく聞いて下さり、脊椎・脊髄が専門の先生を紹介して下さいました。

紹介していただいた先生は、慈恵会医科大学病院の谷先生でした。谷先生は時間をかけて診察して下さった結果、手術することが最善との診断が出ました。

しかし、谷先生は慈恵会医科大学病院を3月いっぱいで退官され、4月から新百合ヶ丘総合病院に顧問として移籍されることが決まっており、谷先生の移籍先である新百合ヶ丘総合病院で手術を受けることに決めました。

そして4月30日に無事に嚢胞摘出手術が終わりました。こちらの病院は、主治医、担当医3名、担当看護師2名でのチーム医療で診て下さります。

この手術日を決める時に、谷先生が「僕も数多くの手術をしてきているけど、手術を担当される松岡先生も大変優秀な先生だから安心して下さい」と説明されました。

しかし、堀内は「谷先生にお願いしたいです」とわがままを言いましたら(笑)、「分かりました。私も手術室に入ります」と言って下さいました。患者の心に寄り添い、安心を与えて下さる先生です。

また、手術を担当して下さった松岡先生も診察が終わって帰り際に、「安心して任せて下さい」とニッコリ笑顔。これまた、心強い言葉をかけて下さったそうです。

今回、患者の立場にたっていただける、本物の先生にご縁をいただけたことを感謝しております。この場をお借りして、親身になって環境を整えていただいたO先生、手術をしていただいた谷先生、松岡先生に御礼申し上げます。

以上が、今回スタッフ堀内の痛みの発症と手術までの経緯でした。

腰痛を伴なわない坐骨神経痛もある

堀内の右のお尻の痛みは、坐骨神経痛によるものです。坐骨神経痛は腰痛とセットになっていると思われる方が多いのですが、今回のように腰痛が出ない場合もあります。

梨状筋症候群という筋肉が硬くなって神経を圧迫して痛みが出る場合があります。この場合は腰痛ではなく、堀内のようにお尻の奥が痛みます。そしてこの梨状筋症候群による坐骨神経痛は、結構多いです。

梨状筋症候群とは:おしりの筋肉の深い所にあり、洋ナシの形に似ているので梨状筋と呼ばれています。足を外側に開くときに使われる筋肉で、太ももの後面にかけて痛みやしびれがでることもあります。長く座っていると症状は強くなり、歩くと楽になることもあります。長時間の座っているなど、梨状筋に負担のかかるようなことで起こりやすいのですが、筋肉ですのでMRIやレントゲンなどの検査では残念ながらわかりません。

坐骨神経痛については、坐骨神経痛は腰痛からも併せてご一読ください。

梨状筋症候群が原因で坐骨神経痛になっている場合は、筋肉を時間をかけて緩めることで、痛みが取れていきます。しかし、今回のように坐骨神経痛が腰椎の間の嚢胞が原因で起きる場合があるということも知っておいて下さい。

今回、堀内に坐骨神経痛の症状が出てから、原因がはっきりわかるまで短い時間しかかかっていません。

それは堀内が施術者としてたくさんの患者さんを治療して来たので、自分の症状が筋肉に原因がある坐骨神経痛ではなさそうだと気がついたこと。そして、受診した先生の診断に納得できなければあきらめないで別の先生にまた診ていただいたこと。さらに、当院に患者さんとして大学病院に勤務していたO先生が通われていたことがあります。

もし、この中で一つでも欠けていると、もっと時間がかかっていたと思います。それほどよくある話ではないと思いましたので、記録として残しておこうと思いました。

坐骨神経痛にお悩みの方で、長く治療してもなかなか痛みがよくならない場合は、脊椎脊髄末梢神経外科を受診されると早く原因がわかるかもしれません。この記事を読んで、「私にも関係があるかもしれない」と思われたら、どうかご相談ください。堀内が復帰してきましたら、自分の症状の話を含めていろいろお話できると思います。

坐骨神経痛でお悩みの方は一度、治療院よしぐちまでご相談、連絡ください。お力になれると思います。お電話お待ちしています。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA