五十肩の痛みについて

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五十肩とは、肩関節周囲炎のことですが、石灰沈着による痛みや腱板断裂の痛みの場合もあります。痛みがひどい時は、まず整形外科に受診してレントゲンを撮ってもらうことをおすすめしています。原因が分かると、私たちは肩周り背中の筋肉をゆるめることから始めます。

五十肩とは「肩関節周囲炎」

五十肩は、正確にいうと「肩関節周囲炎」。つまり、肩の関節周りの炎症とそれによって起こる痛みのことです。

四十肩・五十肩は俗称であって、この年代の方に多く起こることからこう呼ばれています。皆さんよく耳にされていると思います。

なぜこの年代になると症状が起こるのかよくわかっていないのですが、年齢とともに筋肉が弾力を失い、関節付着部に炎症を起こすために痛みを誘発すると考えられています。

顕著な動作障害として結髪、結帯障害(髪を結う、帯を結ぶこと、手を挙げる、後ろに回す動作)が出来なくなります。

直接の原因として外傷性のもの、例えば転倒して肩を強打したとか、長時間のデスクワーク、スマートフォン使用による肩こり、運動不足など、やはり筋肉の疲労が大きな起因の一つとして考えられます。これからはスマーフォンのことを考えると若年化の可能性も。

具体的な症状

四十肩・五十肩の具体的症状は、肩関節の疼痛および拘縮が特徴で手が真上に上がらず、肩の重だるさや疼痛で始まり、やがて、痛みで動かせない運動障害をきたし、動かせないことで筋肉が落ちてきます。(廃用性萎縮)

症状が進んでいくと、だるさを常に感じたり、または、夜寝ていて激痛を感じて目が覚めるようになり、睡眠が妨げられるようにもなります。

五十肩とは違う、石灰沈着による痛みと症状にはご注意を

五十肩とよく間違われる痛みで、腱板の周囲に石灰物が沈着することによって炎症が起こり痛みが出ることがあります。これは注意が必要です。(石灰沈着性肩関節周囲炎)

原因は、肩の腱板内にリン酸カルシウム結晶が出来て、急性の炎症がおこり痛みが出るといわれています。この場合、整形外科でのレントゲン撮影ですぐにわかりますので「五十肩かな?」と思っても、突然の強い痛みの場合は整形外科を受診してください。

五十肩の痛みは徐々に痛くなり、放置しておくと次第に激痛になるのが特徴です。しかし、石灰沈着による痛みの場合は、突然、本当に突然に起こり、痛み方は激痛で寝られない一夜を過ごすことになります。

回旋筋断裂による痛みのケースもあります

回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)とは、肩甲骨の前面、後面で構成される筋肉のことで、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の総称で、ローテーターカフと呼ばれます。

この場合の痛みは、関節を動かしたときに出ます。一般的には、手を前に出して上げていくと水平までは上がりますが、水平から上は自力では上げられず、他方の手で介助をすれば上がる場合、腱板断裂の疑いが?

やはり整形外科での受診、MRI画像診断をしていただいた方がよいです。

五十肩の痛み

五十肩の場合も、先ずは整形外科への受診をおすすめし、痛みの原因はレントゲンを撮るとより分かるからです。しかし、その後整形外科では痛み止めと湿布と胃薬を処方され、様子を見て下さいになりがちです。
来院された方に共通していえることは、疲労から来る筋肉の固さがあります。これは、肩だけの話ではなく、肩周り、首、背中、そして肩甲骨周りが非常に拘縮して肩甲骨の動きが悪くなっています。

まず、首から肩甲骨にかけて筋肉をよく緩め、肩甲骨の動きをつけていきます。そして肩関節の可動性をつけます。

治療をなにもせずにいれば、1年から長くて2年ぐらいかかってしまうこともあり、肩回りの筋肉が廃用性萎縮(痛みで使えないでいることによって筋肉が落ちてしまう)を起こしたときに、ある日痛みが消失します。

治療期間は通院していただける頻度によっても変わりますが、一番早く治った方は2か月でした。直近では6ヶ月でよくなりました。

ご自分で出来ること

運動療法は安静期を過ぎてから。痛くて運動どころではないからです。しかし、痛みが少しでも軽減したら、ご自分で動かせる範囲での体操が大事。

月並みなアドバイスになりますが、筋肉がとにかく固くなっていますので肩を大きく回す。痛い部位を痛くないほうの手の指を使って抑えて(上の写真のように)腕を身体の前で振り子のよう左右に、身体の横で前後に動かす事で、指で押さえている場所が指圧とマッサージ効果になります。

多少の痛みは我慢して。でも歯を食いしばるような痛みはNGですよ。

四十肩・五十肩の症状が出ている方は、どうぞいつでも治療院よしぐちまでお電話下さい。

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