スマホが原因でひどい肩こりになるのは長時間使い過ぎているから

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スマホを長時間使って肩こりに悩まされる方は多いです。わが娘もスマホでひどい肩こりになっています。背中までパンパンになっていて感覚がなくなっているほどで、頭痛も出ています。スマホを長時間持ち続けていればひどい肩こりになるのは当然です。スマホは目や耳にも負担がかかるので、対策はスマホにさわる時間を減らすしかありません。

わが娘はスマホでひどい肩こり

娘は20代前半、スマホが手放せない世代です。とはいうものの、いまは老若男女スマホを使う世の中です。You TubeにTikTok など動画配信サービスが簡単に見られる時代になりました。

しかし、そのせいで「スマホ首」と言われるように、首・肩・背中のコリを訴えて来院する方が増えています。

娘も例外でなく「肩がこった、背中が張って辛い」と母親に訴えているみたいです。私に「そんな姿勢でスマホばかりみていると肩がこるよ」とか「目とスマホの距離が近い」と常々言われていますので、直接私には言ってきません。

背中までパンパンになっていて感覚がなくなっている

時々は妻がマッサージをしているみたいですが、みかねて妻の方から「背中がパンパンになっているので、診てあげてほしい。治療院に行かせて良いか」と尋ねてきました。

娘が治療で来院しました。治療院に挨拶をして入ってきます。立場をわきまえているのか「お願いします」と頭をさげ施術室に入ってきます。

こりがひどいのは想像がつきましたが「ここまでひどくなるのか?」というくらいにこって、背中を押圧しても感覚がなく感じていません。こりがひどく疲労が蓄積して来ると、感覚鈍磨といって皮膚に麻酔をしたように感覚がなくなります。この状態でマッサージを受けますと、感覚が無いので強く押されていても痛みを感じることがなく、それを知らない施術者がこりが強いからと力任せにマッサージをしますと、翌日揉み返しなど強い筋肉痛で動けなくなることもあります。

頭痛も出ています

当然、コリは背中だけに留まらず首、肩、腰にまで及んで頭痛も出ています。

頭の後ろから肩・背中にかけて僧帽筋という筋肉があります。僧帽筋の名の由来は、西洋の修道士のガウンの三角のフードの形に似ていることから僧帽筋と呼ばれます。詳しくはコトバンクの僧帽筋を読んでみて下さい。

下の写真、赤く色づけされているのが僧帽筋です。

この僧帽筋の動きを自分でも感じることができます。首と肩の間を片手でさわりながら、もう片方の空いている手で、軽い物でも持つと、動きを感じることができます。こんな、軽い動きでもしっかり働いてくれています。ここに、スマホなどの重さをかけ手を伸ばしていれば、筋肉は悲鳴をあげてきます。

スマホをこれだけ長時間見ていたらひどい肩こりになるのは当然

娘の行動を観察していると、仕事から戻ってくると直ぐにスマホを見ています。通勤の電車の中でも見ているのでしょう。一度、携帯キャリア会社から与えられている通信量が足りなくなったと騒いでいました。一体どれだけ使っているのか?

私も最近、北アルプス、八ヶ岳と山に行く機会が多いので通信量の大きい契約に変え、車のナビにスマホを使うようになりました。

私の中で、これだけ頻繁に使っているのだから、さぞかし今月の通信量は多いのだろうと思っても、3ギガから多くて5ギガ行かないくらいです。しかし娘は月20ギガで不足します。どれだけの時間、スマホの画面から目を離していないのか、父親としては想像を絶します。

今は動画も配信時代。我々の時は、DVDをレンタルして家で見ていましたので、そう簡単に連続して見ることはありません。

寝る前、ベッドに入ってからも寝ながら見ています。両手を伸ばして見ていたり、横向きになって見ていたりと大変疲れるであろうと思われる姿勢です。短い映画でも1時間30分、ドラマなら50分くらい見ています。ドラマは連続物のシリーズで、悪いことに直ぐに続きが見たくなるので、長時間の視聴になり寝るのは午前0時を軽く回ってしまい睡眠不足にも。

首のこりは睡眠不足の現れ

睡眠不足は首のこりに大変影響があります。当院に来られる方達で、首のこりがひどい方に「睡眠不足になっていませんか」と尋ねると、ほぼ全員の方に当てはまります。

スマホの長時間使用は肩もこるが目にも耳にもよくない

スマホの小さい画面を見ていると大変目が疲れます。また寝る前にスマホのブルーライトを見ていると、神経も高まり自律神経のバランスを崩して睡眠も浅くなり、翌日に疲れを持ち越すことにもなります。

電車の通勤時間を利用してスマホを見ている方の何と多いことか。

ゲームや音楽などワイヤレスイヤフォンで聞いていますが、昔ほど外に音漏れはしなくなりました。しかし、案外大きな音で聞いているのではないかと思います。音の大きさに耳は慣れてしまうからです。だんだん大きな音で聞くようになります。

こうなると耳にも負担がかかり、難聴、もしくは難聴予備軍になる方も多いのではないでしょうか?

対策はスマホにさわる時間を減らすしかありません

座っていても寝ていてもスマホを持っている姿勢が肩こりの原因になり、ある程度の重さのものを支えて、かつ同じ姿勢でいるのだから肩こりがひどくなっても当然のお話になります。

まず、意識してスマホにさわる時間を減らすしかありません。減らせば必ず肩こりの症状は軽くなります。

湯船に浸かって筋肉の疲労を取る

肩こりを治していくのには、まず生活習慣を見直さなければなりません。娘に限らず、肩こりがひどい方達に共通して言えることがあります。それは湯船に浸かり身体を温めることをしていません。簡単にシャワーで済ませてしまいます。シャワーでは汚れをおとせても、筋肉の疲労を取ることは出来ないのです。浅いバスタブでも、筋肉に水圧がかかり末端に行った血液をポンプ作用で心臓に戻してくれますので、足のむくみ解消にもなります。

身体を温めることで血流が良くなり、深部に残っている疲労が表に浮き出てなんとも心地の良いだるさが全身を包み、寝る事で疲労回復になるのです。マッサージも同じで筋肉を弛める事で血流が良くなり、湯船に浸かったのと同じ効果があります。どうぞ皆さん、面倒くさく思わずに湯船に浸かってください。

わが娘には常々話していますが、娘と同年代の方にも同じようにお伝えしたいと思います。

スマホが原因でひどい肩こりになっている方、まず、スマホを使う時間を減らして下さい。その上でひどい肩こりは、マッサージによって改善できます。

この他の肩こりの記事は、肩こりの患者さんの状態と治療についてをお読み下さい。

ひどい肩こりは治療院よしぐちまでご相談ください。ご連絡お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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