足の親指が痛いのがなおらない

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私自身の話です。1年以上、右足親指のつけ根が痛いのです。痛風とは違います。痛いけれど放っておける程度の痛みです。8キロのウォーキングをしている時に支障はありません。原因がわかりませんでした。つい最近、患者さんから強剛母趾(きょうごうぼし)の話を聞いて、私にも当てはまりそうだと思いました。これからどのような治療ができるか自分の親指で試してみます。

ここ1年以上足の親指の痛みに悩まされている

今回は私の親指の痛みについてのお話をします。

かれこれ一年以上前から右足の親指の付け根に痛みがあります。患者さんによく痛みについて「因縁因果、原因があっての結果で、逆に原因がない方が怖いです。自分では気づかぬうちに些細な原因を作っていると思います」と説明をさせていただくのですが、私もまったく同じです。

気がついたときには痛みがあり、そして悪いことに痛みもそれほどにひどくないのです。「悪いことに」というのは、治療をしなくてもそのうち治るだろうと思ってしまう程度という意味です。原因を真剣に探すことをしないまま過ごしていました。

痛風ではない

足の親指の痛みで一番に連想されるのが痛風の痛みですが。私は痛風ではありません。患者さんから聞いたことがあり、とても痛いことは知っています。

日本整形外科学会のサイトにある痛風を読むとこのように書かれています。

暴飲暴食した翌朝、急に足の親ゆびのつけ根が赤く腫れて痛くなることがあります。風が吹いても痛いということで、「痛風」と呼ばれています。

足の親ゆびのつけ根以外に、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることがあります。耳介に痛風結節や尿路結石が出来ることもあります。

痛風の症状は「急に足の親指のつけ根が赤く腫れて痛くなること」とあります。しかし、これらの症状は見当たりませんし、安静時にも痛くありません。

現在も8キロのウォーキングは続けていますが、歩いている時に支障はありません。しかし、痛みのひどかったときには羽毛布団の重みが親指にかかるだけでも、痛みがありました。

右足親指のつけ根が痛い

痛みの場所は、右足親指のつけ根です。動いていなければ痛むことはないのですが、蹴り出しの動作時や、相撲でいう蹲踞(そんきょ)の姿勢のように、親指が上に曲がると痛みます。下の図でお判りになるように、足の親指の付け根、中手指節関節の場所になります。

なぜ痛いのか原因がわからない

この記事を書くために、治療家として改めて自分の右足親指を観察してみましたが、反対の親指と比べても大差はありません。

ズキズキするような痛みはありません。炎症があれば温度が高く赤く腫れます。ふれて熱感をみますが、それもありません。

どのような動きで痛みが出るのか、牽引(引っ張る)をして回してみています。親指を上にそらすと痛みます。関節の遊びがなくなっているのに気がつきました。

治療家の私たちは左右、上下に動く関節の微妙な動きを見ます。関節が痛む原因は関節に遊びがなくなることが多いからです。関節周りの筋肉が硬くなり、関節を圧迫し動きがなくなるのです。

強剛母趾(きょうごうぼし)かも?

ちょうどよいタイミングで、最近来院された患者さんが足の親指の痛みで整形外科を受診して「強剛母趾と診断された」と言っていました。

強剛母趾(きょうごうぼし)とは聞きなれない言葉でした。

症状を聞いてみると、私の痛みと一致します。いまや、情報時代。言葉さえ分かれば検索するとピンポイントでヒットします。

以前、山仲間の70代の女性が「強剛母趾」で手術した話をスタッフが思い出してくれました。

強剛母趾の原因は、繰り返し荷重や摩擦を繰り返すことで、軟骨に負担がかかり関節の隙間がなくなることとあります。

そのときは、クライミング中と言うこともあって詳細は聞かなかったのですがこの女性、お子さんが小学生の頃より剣道をやっている有段者です。剣道での打ち込み時にけりだす動作で、親指に負担をかけていたのでしょう。

これから、整形外科を受診しようと思っていますがレントゲン診断をしてもらえば、はっきりと解明できるのではないかと思っています。

どのような治療ができるか自分の親指で試してみます

自分のケアはどうしてもついつい後回しにしてしまいます。

気がついた時は足指回しをしているのですが、その時は多少改善されるがまた痛くなることの繰り返しになっています。ただ、徐々にですが、最初のころより、痛みは減少してきてます。

どうやら原因がわかりそうなので、自分の右足親指を実験台にして治療法をあれこれ試してみます。

症状の改善のためには足を構成している筋肉、とくに下肢の筋肉の表側と裏側の約15種の筋肉をウォーキング後に入念にストレッチをして、足指の関節の動きを付けていくのが、よいかと思っています。

毎朝の8キロのウォ-キングのことを思い出してみると、歩行時のスピードをあげるため前方に踏み出す時に蹴りだしが強く、指が必要以上に延ばされた状態になったことと、着地の際、親指に負担がかかっていたのではないかと考えられます。

私の右足親指の痛みがどのように改善されていくか、少し楽しみでもあります。解決できると同じような症状の方の治療に役立ちます。

進展があればこの場で、新しい記事を書いていきたいと思います。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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