ひどい肩こりを解消するには時間がかかります

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肩こりは軽い運動をすればよくなりますが、ひどい肩こりは別です。筋肉が硬くなり、筋肉をもみほぐそうとしても、ゴリゴリとした塊のようになり、つかんでも、握っても指が入っていかないような状態になると、やわらかくするのはご自分ではむずかしいです。来院していただいても、1、2回の治療ではよくなりません。筋肉がやわらかくなるまで回数と時間がかかります。肩こりはひどくならないうちに解消してください。

ひどい肩こりとはゴリゴリした塊のよう

肩こりはつらいものですが、あまり深刻に考えられません。「私いつもひどく肩こっています」なんて人は案外多いものです。まして、肩こりで私たちの治療を受けようと考える人はそれほどいらっしゃいません。それは私もそうだろうなあと思います。

もみほぐせないほど硬くなっている

ところが、ひどい肩こりの場合は、話が違ってきます。

私がひどい肩こりといっているのは、皮膚の下に石があるのかと勘違いするほど硬くなった状態です。ゴリゴリとした塊(かたまり)のようになっていて、筋肉をもみほぐそうとしても、つかんでも、握っても指が入っていきません。

このような状態になっている方はいらっしゃいませんか?

先に書いておきますが、筋肉がこのような状態になると、来院していただいて治療を始めても、元にもどすのに結構時間がかかります。もし、そのような自覚がある方は、早めに治療を受けることをおすすめします。

なぜひどい肩こりになるのか

肩こりは誰でも経験することですが、根を詰めて働き過ぎると、感覚鈍麻になって肩こりのつらさが自分でわからなくなってくるのです。それが積もり積もってひどい肩こりになります。

今の時代は、パソコンにスマホを見ない日がありません。モニターやスマホ画面を見る姿勢は、首を前に突き出す感じになります。頭は重たいので、支える首の筋肉に負担がかかり、肩の筋肉につながっているので肩がこります。

また、細かい字や画像を読んだり見たりすることに夢中になっていると自分では知らないうちに、肩をすぼめていることが多いでしょう。無意識に力が入っているのです。これも肩こりの原因になります。そして、忙しくて寝不足になると、肩こりが重症化します。

こり過ぎると感じにくくなる

肩こりがひどくなるにつれて、背中も板のようにパンパンに張ってきます。筋肉はこりすぎてしまうと、感覚鈍麻になり触られても感じにくくなってしまいます。これがひどい肩こりです。

このような状態になってしまうと、とても一回の施術では肩こりは治りません。当院でも、鈍くなった感覚を取り戻すために、回数を重ねて最低でも週一回をベースとして何回か来てもらうようになってしまいます。

まず、寝不足を解消するなど、ご自分でできることから始めていただきたいです。

病院に行く必要はないが例外あり

肩こりで病院に行く方はいらっしゃらないでしょう。当院でも肩こりだけでは受診をおすすめすることはありません。

しかし、肩こりが主訴でも他の症状が伴い、それがひどい場合は、おすすめすることがあります。

たとえば、ひどい肩こりで来院されて、頭痛がひどい場合。また、ひどい肩こりで来院され、背中の張りなどを施術し、その時は筋肉が緩むものの、翌日にはまたこりがひどくなっているような時は、受診をおすすめしています。

以前、背中の張りから肩こりがひどくなっている方が来院され、治療した翌日また肩こりがひどいという方がいました。念のため、病院で診てもらうことをおすすめしたら、十二指腸潰瘍だったケースがありました。これは内臓の不調が筋肉の張りに出ていたケースです。

肩こりとは違うのですがある日突然、肩の激痛になることがあります。この痛みは、肩こり、五十肩とも違い、肩の関節周囲に石灰沈着が起こり痛みが出ることも多いです。石灰沈着の場合、整形外科で注射等の治療をしていただくと劇的に痛みは治まります。

当院での治療

ひどい肩こりの方が来院された時は、治療に時間がかかることを初回にご説明しています。

当院では問診時に、ご本人の生活習慣(睡眠時間、食事、仕事内容)などをお聞きして施術に入ります。通常、肩こりですと肩だけをもみほぐすとお考えの方が多いのですが、身体は全てつながっています。

肩のこりは、首、背中、腰と連動していきます。肩を中心に、全身をもみほぐして治療していきます。また、首、肩を充分にほぐせると背中から腰の筋肉までも緩んできます。

上で書きましたが、肩こりがひどくなり感覚鈍麻もしくはそれに近い状態だと1~2回の治療だけでは、肩こりの改善にはなりません。来院される皆さまにお話をするのですが、「良くなるまでに悪くなった分だけの時間をください」と説明をさせていただきます。

ですが、皆さん自然治癒力をお持ちですのでそこまではかかることはないと思います。

症例ひどい肩こりでめまいが時々出る

ひどい肩こりでめまいが時々出る方の事例です。

50代 男性 Tさん

ご家族で来院されている方の弟さんです。年に数回、めまいがひどく起き上がることも出来なくなるとの事でした。

身体を診させていただくと、肩から首にかけてのこりがひどく両方の肩が盛り上がっていて、よく御神輿(おみこし)を担いでいる方に見られる神輿(みこし)たこのようでした。

神輿たことは、神輿の棒が肩の所に当たりたんこぶのように盛り上がってしまう状態です。お話をすると御神輿もよく担いでいたそうです。

そのこぶの上にさらに、こりが盛り上がっていました。このようなこりの状態ですからひどいめまいの症状が出てもおかしくはありません。1週間に1回のペースで来院していただき2ヶ月を過ぎる頃より肩のこりはかなり改善され現在、月1回のペースで経過観察しています。

このまま、肩こりが改善されめまいの症状が収まることを信じています。

この他の肩こりの記事は、肩こりの患者さんの状態と治療についてをお読み下さい。

肩こりでお悩みの方、治療院よしぐちまでご相談ください。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。ご連絡お待ちしています。

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