肺がん手術後にマッサージを受ける

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治療に通われていた患者さんが肺がんの手術を受けました。退院後、しばらく胸の奥が痛かったようです。3週間後、横向きのマッサージで、ガチガチになった背中の右側を緩め、翌週からうつ伏せになった普段通りの治療ができるようになりました。しかし、背中の右側が硬く指がはじき返されるほどで、間隔を詰めてマッサージを受けていただいて筋肉を緩めています。手術を受けることは、転倒や打撲と変わらず身体に強い衝撃を与えることです。マッサージを受けて筋肉を緩めると早く身体が楽になります。

患者さんが肺がんの手術を受けました

全国健康保険組合協会ホームページによると「日本人の2人に1人ががんにかかる」と言われていますが、早期発見、早期治療で「がんは治せる病気」になってきています。また、生活習慣を見直し危険因子を取り除くことで「がんは予防出来る病気」でもあることがわかってきたそうです。

今回は肺がん手術後のお話です。

2013年より定期的に身体を診させていただいている方から「病院での定期検診で、9月肺に2㎜の陰が見つかり要注意と言われ、3ヶ月後の検診で3㎜と大きくなっていたので手術を決めた」と報告がありました。主治医から呼吸器外科の専門医を紹介され、2月に肺がん手術をしました。

手術は、胸部に3つの穴を開けて胸腔鏡下手術で行われました。

身体は、転倒などで衝撃を受けるだけでも筋肉を硬くします。切開してはいないとはいえ、外側に見える傷は小さくとも肺の一部の除去手術です。身体にかかる負担が大きいので少し心配していました。

退院後、胸の奥が痛い

退院後、直ぐに術後の経過を報告に来てくれました。「今は大きく息を吸い込む時や、咳をすると胸の奥が痛み寝起きが大変だ」と言っていました。

「身体にメスが入ると手術した場所だけでなく、全身の筋肉が拘縮して硬くなります。それが長く続くので、なるべく早めに来てマッサージで硬くなった筋肉を緩めると、身体が楽になりますよ」とお話をしました。

しかし、「今はうつ伏せに寝られないし、身体を触られるのが怖い」といわれました。

大きな手術をしています。無理の無い話です。

患者さんは8年通って下さっている方なので、お互いに信頼関係があります。それでマッサージをおすすめしました。

「身体が辛いようでしたら、横向きでの施術も出来るので、身体を触られるのが怖くなくなったら連絡をください」とお伝えしました。

3週間後マッサージを開始

私の話に納得をしていただいて、3週間後に来院されました。

上の写真のように治療ベッドは、うつ伏せになっていただいた時に、顔を圧迫しないよう穴が開いています。さらに身体が上から押されたときの圧を和らげるために、ベッドにはボディクッションを置いてあります。

普段からうつ伏せの姿勢の時に、身体への負担を軽くするようにしてあります。

しかし、患者さんはうつ伏せに寝られない状態なので、クッション類を全部取り除いて、ベッドに横向きに寝ていただいて施術しました。

身体がつらく横向きの姿勢でマッサージをしました

問診で、手術をした側の肩から背中が張っていて辛いと聞いていました。今回は手術をした側を上に横向きで寝ていただき、肩から背中、腰にかけてマッサージします。

背中がガチガチです

まず、横向きでのマッサージを始める前に軽く、肩から腰にかけて軽擦(軽いタッチで擦る)をして皮膚、筋肉の硬さを探ります。

背中がガチガチになっています。ですが、あまり長い時間のマッサージはかえって身体に負担をかけますので、一番辛い場所を中心に周囲を緩めて終わりにしました。

短い時間のマッサージでしたが、辛さは軽減でき、「楽になった」と言っていただけました。

1週間後普段通りうつ伏せになってマッサージ

1週間後に来院され、今回は「もう、咳をしても身体の奥が痛くなくなった」との事でしたので、いよいようつ伏せでマッサージが始められます。

やはり、横向きでも出来るのですがうつ伏せになっていただくとより柔らかく、かつ適度の圧の刺激が身体に入ります。

背中の右側が硬く指がはじき返されるほど

元々、体癖(身体の動かし方のくせ)で右側の首筋、肩から背中のコリが強いのですが、手術によりますます硬く背中を押しても右側だけ指がはじき返される感覚です。

このように指がはじき返されるような感覚が指から伝わるときは、感覚鈍磨と言いまして皮膚、筋肉の感覚が鈍り押圧をかけても「触られているのはわかるが、押されている感じがしない」状態です。

疲労が蓄積され、筋肉が硬くコリが強い患者さんと同じ状態になっていました。胸腔鏡下手術とはいえ、手術が身体に与える影響の大きさを感じます。

このような状態の時は、ある程度は筋肉が緩んでくれますが長い時間をかけてマッサージしても身体に負担をかけるだけで、ある程度以上には筋肉も緩んではくれません。

間隔を詰めてマッサージを受けると筋肉が緩みます

しかし身体に刺激が入ることが重要で、一晩寝ると時間の経過とともに、筋肉は柔らかくなってくれます。1~3日の間隔でマッサージをしていくと身体はその刺激に応えてくれて、筋肉は緩んできてくれます。

今回ブログを書くにあたり、ご本人に了承いただくために連絡をさせていただきましたら「首から背中にかけてかなり楽になったと」嬉しい報告を頂きました。

まだ、2回目の施術が終わったばかりですが身体は必ず良くなっていただけると確信しています。

手術後にマッサージを受けることは大変有効です

この記事を読んで下さったほとんどの方は、「手術した後にマッサージ?」と思われたのではないでしょうか?

しかし、転倒や打撲などで身体に衝撃を受けた時は、マッサージを受けるのは普通のことだと思われるでしょう。転倒、打撲等強い刺激を身体が受けると身体は衝撃から身体を守るために、筋肉を緊張させて硬くします。

硬くなった筋肉は、時間が経過しても柔らかくなってくれません。皆さん、骨折はじめ捻挫など怪我をしたあと傷は癒えたが何か調子が悪い経験をしたことがありませんか?それは、筋肉の緊張のせいかもしれません。

手術を受けることも転倒や打撲と同じように身体には強い衝撃を受けることです

手術は身体の内部に傷をつけることです。麻酔をして行われるとはいえ、身体には転倒や打撲と同じように、いや、ひょっとするともっと大きな負担をかけています。身体は正直に反応し、筋肉がガチガチに固まっています。

手術後の痛みやショックが少し落ち着いたら、マッサージを受け身体を緩めると身体も心も楽になり、落ち着いて来ます。術後、抜糸などが終わり身体を触られるのが怖くなくなりましたら、一日も早く施術をうけられることをお勧めします。

手術を終えたが、調子が出ないでお悩みの方、治療院よしぐちまでご相談ください。連絡をお待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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