「痛みの再発が怖い」-そんな時は私たちを活用して下さい

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梅雨時は痛みが出やすい季節。来院される患者さんの中には、痛みを予防するためにコルセットや痛み止め入り貼り薬(湿布)を使う方がいます。痛いのが怖いのです。よく分かります。ただ、痛みが軽減したらすぐに使うのを止めるべきです。痛いのが怖いのを克服するには、動かすことしかありません。痛いのが怖いとご相談下さい。マッサージで緩めながら可動域を広げ、治療後に動きを補助しながら可動域を確かめます。

コルセット

梅雨時は痛みが出やすい

梅雨時、体調が落ちやすく、痛みが出やすい季節でもあります。このところ、痛みを感じたり腰痛の方が続いて来院されました。中には、またひどく痛くなるのではないか?という不安から、痛み止め入りの貼り薬や、腰痛の方はコルセットをずっと着けている方がいらっしゃいます。

痛みの症状がある間は、痛みを和らげるのに有効なので使用していただいてよいのですが、ほぼよくなっているのに、また痛みが出るのではないか?痛みが再発するのではないか?そんな気持ちから予防のために使う方がいらっしゃいます。

「痛いのが怖い」・・・わかります

コルセットや痛み止め貼り薬を長く使用する皆さんに共通して言える気持ちは同じで「痛いのが怖い」のです。

たとえば、ぎっくり腰を経験した方なら、よくおわかりになると思います。もう二度とあの痛みは経験したくありません。

また、長く痛みの症状が続いた方は、よくなっても痛みを覚えています。「また痛くなったらどうしよう」「あの痛みは、二度と味わいたくない」と思います。その気持ちはとてもよく分かります。

しかし、コルセット、痛み止め貼り薬を長く使用してはいけません。

では、どうしたらよいのか?最後まで読んでいただければ分かっていただけると思います。その前に、コルセットと痛み止め入りの湿布について少し説明しましょう。

コルセットは筋力を補ってくれます

痛みの出ている部位、及び周囲の筋力は低下しています。その低下している筋力を補って身体を支えるのに、コルセットは大変力強い助人だと言えるでしょう。当院でも、施術室に入るまで痛みで腰を伸ばしていられない方が、施術を終えコルセットを装着しますと「腰が伸びて支えられている感じがする」と言います。

当院の症例でも施術後、コルセットをした場合よくなるまでの時間が短縮されます。痛みを取るためには痛みの出ている場所に負担をかけないことが治す早道になります。

痛みが治まっているのに着け続けてはいけない

筋力を助けてくれるコルセットですが、ずっと着けたままにするのはだめです。

四六時中着けていると、ご自分の筋肉が「さぼり」始めて筋力が低下してしまいます。これでは本末転倒で、腰痛をなおすどころか、腰痛の原因を作っていることになります。

よくなったら外す。外して自分の筋肉で身体を支えるようにしなければいけません。

コルセットはあくまでも一時的に使用するものです。

痛み止め入り貼り薬には炎症を抑える薬が入っています

痛み止め入り貼り薬には炎症を抑える薬が入っています。薬局で市販されているので、湿布と同じように買えますが、中身は湿布と同じではありません。手軽に貼るだけですが薬を飲むのと変わりません。

痛めた場所は炎症が起きてズキズキと痛みます。痛みがあると眠れなくなり、体力を消耗しますので痛みを抑えて体力を回復させるために一時的に使うのはよいと思います。

しっかりと用法、用量を守って使用していただければ痛みを和らげるには効果的だと思います。

痛み止めは長く使ってはいけない薬です

これは強調しておきたいですが、痛み止め入り貼り薬は長く使ってはいけないものです。飲む薬で考えるとおわかりになると思います。

同じ貼り薬でも、通常の湿布とは違います。痛み止め入り貼り薬の中には医療機関を受診して医師から処方してもらう必要がある強い成分のものもあります。湿布と同じように考えてはいけません。貼っている間は、皮膚から薬が体に吸収され続けます。

痛み止め入りの貼り薬を通常の湿布薬と同じと思い、痛い患部に沢山貼って整形外科を受診した方がいました。慌てて看護師の方に剥がされたとお話ししてくれました。沢山貼ると、痛み止めを服用したときと同じような消化器系の副作用が起こることもあると言われたそうです。

コルセットと痛み止め入り貼り薬を止めて下さいといわれると、どうしたらよいか不安になる方がいらっしゃると思います。どうしたらよいか?答えは、「動かす」ことしかありません。

「痛いのが怖い」を克服するには「動かす」しかありません

「痛いのが怖い」を克服するには「動かす」ことです。動かして痛まないことを確かめながら、痛めた部分の可動域を広げ、怖い気持ちを克服して慣れるしかありません。

テレビでケガをしたアスリートがリハビリを受けているところを見ることがあります。みんな痛そうな顔をしてトレーナーに手足を動かされたりマッサージを受けています。アスリートほどではないですが、痛みでお悩みの方が回復して以前と同じように動けるようになるには、ある程度同じような過程が必要になります。

私たちを活用してください

痛いのが怖いと思う方は、アスリートのリハビリを手伝うトレーナーのように私たちを活用してください。

アスリートは強靱な肉体の持ち主ですが、リハビリは一人ではできません。痛みに耐えながら可動域を広げていくことは大変な作業です。やはり、観察してくれて調整してくれる他人が必要です。それがトレーナーです。

痛いのが怖いと思っている方にも、少しずつ動きを補助して可動域を確かめてくれる他人がいると、回復が早くなり、また動く時に自信が持てるようになります。そのお手伝いをします。

マッサージで緩めながら可動域を広げます

来院していただいた患者さんには、痛みや痛みの原因、不安に思うことなど聞かせていただいています。もし、痛いのが怖いと思っているようでしたら、それを解消するお手伝いをしています。

痛みの出る周囲から筋肉、関節の状態(可動性)をみてマッサージで筋肉を緩め、動かせる範囲で様子を見ながら「ここまで動かしても大丈夫」「ここまで無理をして動かしてはだめです」とご本人に納得してもらい補助をしながら一緒に動かしていき、安心していただけるようにします。

一人では痛みがある場所を動かすのが不安だと思いますが、いざという時に身体を支えてくれる他人がいると、ひどく痛いことにはならないので安心して動かせると思います。

繰り返しになりますが、身体は、動かして、動かせるようにならないと元通りになりません。何らかの原因で痛みが生じた後、ある時期から動かさなければいけません。それを説明します。

動かし始める時期は意外と早いです

ひどく痛い時期は安静にして動かしてはいけませんが、動かす時期は意外と早く来ます。それを知っておいてください。痛みがあるけれど、動かし始めるのです。

安静期

炎症など痛みが強く、動かしてはいけない時期は安静にしていなければなりません。この時に無理をして動かし悪化させた方もいます。

動かす時期

痛みなどが治まりつつ状態で、動かして問題のない範囲で動かして筋肉の拘縮を防ぎます。例えば骨折の後で硬くなった周囲の筋肉を少しずつ動かしていきます。

動かさなければいけない時期

痛みは多少あるが、原因が筋肉にあり固まってしまった場合,ある程度は強制的に動かして筋肉の硬さを取り除いて行かなければなりません。

今は、内臓等の手術後でも歩ける範囲で歩かされるようです。

当院のスタッフも、腰椎にできた嚢胞を取り除く手術した翌日には医師の指示のもと、無理のない範囲で恐々歩いたといっていました。

ご自宅でできるストレッチも指導しています

痛みから早く回復するには、マッサージなどの治療の他に、ご自宅でストレッチをするとよいです。患者さんにはストレッチの指導もしています。

一例として、腰痛の方にお教えしているストレッチを簡単にご紹介します。

腰痛後に痛みが軽減したら硬くなった背中から腰にかけて筋肉を伸ばすように指導します。

先ず、仰向けに寝ていただき両膝を曲げます。両手は身体から離して軽く広げます。

両膝をつけたまま、膝を右にゆっくり倒していき腰から背中の筋肉を伸ばします。このときに痛みや筋肉のつっぱり具合を感じて痛みが出たらそこで止めて、痛みの出ないところまで戻します。

そこで静止して30~40秒じっとしています。

右が終わりましたら、左側に移り同じ動作をします。このストレッチを左右1セットとして、2~3セットします。

左右繰り返すことで、一回目に硬くて限界になったところから始められ2~3セットと繰り返すことで、筋肉が緩んで痛みが軽減してきます。

骨折後や腰痛後で痛いのが怖い方は、当院にご相談ください。動かすことをお手伝いして、一緒に問題を解決していきます。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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