ひどい頭痛が筋トレでよくなった話
ひどい頭痛持ちの細く小柄な40代の女性が、ふとしたきっかけから縄跳びを始め、身体を動かすことの気持ちよさに目覚め、やがて筋トレを始めて、しばらくするとあれほどひどかった頭痛を始め、冷え性、浮腫（むくみ）が解消されました。「継続は力なり」のよいお手本となるような話です。
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ひどい頭痛を自分で考えていろいろ身体を動かして筋トレで治した話です
「頭痛」「筋トレ」と単語が並ぶと、筋トレをしていたら力をこめたせいで頭痛がして来るのかと思われたかもしれません。
今回の話は逆で、ひどい頭痛持ちの方が、筋トレをしているうちに頭痛が出なくなった話なのです。頭痛の原因が、背中のひどいコリだったので運動をすすめたものの、最初は拒否。しかし、きっかけがあって縄跳びを始め、だんだん自分流に筋トレに進化させて行きました。
すると、頭痛、冷え性、浮腫（むくみ）が解消されたという話なのです。もちろん、実話です。
きっかけはご主人が当院に通っていたこと
６年前から当院に通って頂いている方から「妻の頭痛がひどいのです。一度頭痛を発症すると寝込んでしまいます」と相談を受けました。
「一度診せて頂きたいのですが、ご一緒に来ていただけますか？」
奥さんは細く小柄な40代の方です。思っていたように頚、肩、背中のコリがひどい状態でした。頭痛が始まるとどうしようもなくなり、薬を飲んでも、痛みはおさまりません。
当院のマッサージ技術は、いわゆる揉み返し（筋肉痛）がでないように施術をしますが、それでもコリが強かったことで施術後、揉み返しが出てしまい、施術しては揉み返しの症状が２回ほど続いてしまいました。
お話をうかがうと、普段からほとんど運動らしい運動はしていないとのことでした。それで、血流をよくするために運動をすすめてみました。
「まず、ウオーキングから始めたらいかがでしょうか？」
しかし、泳ぐのも、ウオーキングも好きではないと答えが返ってきます。う～ん？さてどうしたものか？考えあぐねていました。
縄跳びを始めた
それからしばらくは、揉み返しが出てしまうので当院からは足が遠のいていました。良い結果が出なかったので心配していたところ、しばらくしてまたご主人とご一緒に来院されました。
様子をうかがうと「縄跳びを始めた」とのこと。
なぜだろうと思って理由をおうかがいすると、ある日会社で同僚に何気ない後ろ姿を写真に撮られたのだそうです。しかし、そこに写っていた後姿は自分ではなく、背中を丸めたお年寄りが写っているように見えて、愕然としたそうです。
それで、「このままではいけない」と一念発起して「縄跳びなら自分で嫌じゃなく続けられそうなので始めました」とのことでした。
腕立て伏せを始めた
始めてみると、汗をかくと気持ちがよいことがわかり、やがて筋肉をつけたいと思うようになったそうです。しかも、こだわりがあります。ごっついマッチョな身体でなく、クラシックバレエダンサーのような、細いが切れのある、彫刻のような筋肉をつけたいと思ったそうです。
それで、毎日の縄跳びの他に腕立て伏せも取り入れました。しかし、腕立て伏せは最初1回も出来なかったそうです。
それがやがて1回、２回、3回と出来るようになりました。細い筋肉質の身体作りに必要なトレーニング方法や、必要な栄養素などのアドバイスを私も楽しんでしていました。
こうなってくると、身体を動かすのが好きになり、「苦しいけど楽しい。自分を追い込むのは嫌いではない」と「変人」の域に達します。
私も含め、筋トレをしている人は皆さん同じで、筋トレをして自分を追い込むのは好きで、気持ちがよく分かります。治療中も「同じ匂いがするね」と笑いあっていました。
私も仕事後に治療院をジム化して筋トレをしています。それを見てスタッフはあきれています。
トレーニングの効果が出た
大体、筋トレを始めると3ヵ月後くらいで効果が出てきて、自分で身体の変化を感じることが出来ます。
奥さんはトレーニングを続けて、身体に驚く変化が出てきました。何と、あれほど苦しめられていた頭痛がなくなり、基礎代謝があがり体温が高くなり冷え性、浮腫（むくみ）も解消して元気になりました。
自分で変化を感じていても、まだ、他人からは分かりません。
しかし、半年後くらいから他人の目から見ても、身体が変わってきたと感じられるようになります。
体重が落ちてしまったので食べ方を変えた
しかし、頭痛が治ったのはいいのですが、良いことばかりではありませんでした。
ダイエットのセオリー通り、筋肉がついて基礎代謝があがったことで、熱産生が盛んになり脂肪を燃焼させ、体重が35キロ台まで落ちてしまいました。自分の感覚では、体調は良いと言っています。
看護師の資格を持っている友人からは、「やせすぎると免疫が下がり、何かあったときには体力が落ちているので、まずいよ。身体に取っては良いことではないから、体重を増やすといいよ」とアドバイスをされ、ご主人からは、「痩せすぎて気持ちが悪い」とまで言われたそうです。
それから食事に気をつけて、少しずつ食事の回数を増やして、おやつにサツマイモなどを食べて、体重を戻し40キロくらいをキープしていると言っていました。
この方には、「継続は力なり」のよいお手本を見せていただきました。
筋肉の凝りが原因の頭痛には筋トレが有効なことがある
ところで、全ての頭痛が筋トレをすることで治るわけではありませんので注意が必要です。
頭痛は病院で診てもらわなければいけない場合が多々あります。ただ、背中のひどいコリが原因の頭痛の場合は、今回の話のように筋トレが有効な場合があります。
身体を変えていくにはある程度の負荷が必要になって来ます。身体は動かさなければなりません。動かすことで良くなった症例は沢山あります。また、逆に、動かさないで悪くなった症例も沢山あります。
筋肉が硬かった高齢の男性が、暮れの大掃除でくたくたになって来院されました。お話を伺うと、背丈以上ある大きなガラス窓を掃除したとのことでした。大きな窓を縦、横と手を大きく動かしたことで身体の疲労は大きかったのですが、筋肉は大変柔らかくなっていました。
また、別な男性は、コロナ禍で必要最低限しか家から出なかったため、ほとんど歩けなくなってしまいました。
どうぞ皆さん、どんな形でもよいですので自分に合った運動法を探してください。
頚、肩、背中のコリがあり頭痛でお悩みの方は、治療院よしぐちまで相談ください。ご連絡お待ちしています。
自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。
