暑い夏でもエアコンで筋肉を冷やしすぎないようにする

LINEで送る
Pocket

暑い夏、エアコンなしでは生活できませんが、エアコンをかけ続けると身体が芯から冷えて不調の原因になります。冷やしすぎには注意して下さい。冷え切った身体を温めるには、ラジオ体操など運動をして筋肉を動かしたり、温かいお風呂に浸かったり、マッサージを受けるのが効果的です。

暑い夏、実は筋肉は柔らかくなっている

今年の梅雨明けは、例年よりかなり早く空けてしまい6月の終わりからひどく暑かったのですが、ここに来て梅雨の戻りのように天候が不安定になりました。このような天気が続きますと、身体が一層疲れやすくなります。

長年、この仕事について、ここ何年かで気がついたことがあります。

来院されている人の筋肉が柔らかくなっていることでした。暑いと身体の疲ればかりに意識がいってしまいますが、皆さんの治療をしながら「筋肉が柔らかくなっていますよ」とお話をすると驚かれます。

身体はバテバテなのに、筋肉は柔らかくなっている。何故?

冬に気温が下がると寒さで身体が縮こまり筋肉が硬くなるので、この逆の現象なのでしょう。

いつもこのブログで、硬くなった筋肉を柔らかくすることがわれわれの仕事だと書いています。

筋肉が柔らかくなっているなら、治療しやすく、早く症状が回復するだろうと思われるかもしれません。しかし、マッサージ施術をするにあたり、多少、筋肉が緩みやすくなっているものの、残念ながらこの柔らかさは治療に貢献はしてくれません。

筋肉が暑さでダルダルになっている状態だと思います。筋肉は柔らかくて、しかも弾力があるのがよいのです。

エアコンをかけ続けると筋肉は硬くなる

このように、夏の筋肉は柔らかくなっているのですが、エアコンで冷やすとやはり硬くなります。

世界規模で温暖化が進み、道路はアスファルトで覆われ、連日30°超えの夏日になっています。これからは、ますますエアコンなしでは生活できない暑さになるでしょう。室内でも熱中症になりますので、エアコンは必要なものです。

ニュースでは無駄な外出は控えるように、でも、節電はしてくれと矛盾だらけのお話です。

冷房を一日中かけ続けた部屋でじっとしていると、確実に身体の芯が冷え切って筋肉が硬くなり、身体にとって悪い影響が出ます。

皆さんも、エアコンの効いた室内から表に出たとき少しの間、外の暑さにほっとした経験はありませんか?これは、身体が冷え切った証です。

足がつりやすくなる

また最近、当院で足の「つり(筋痙攣)」を訴える方が増えてきました。

エアコンの効いた部屋で一日過ごしていますので、身体が冷え筋肉が硬くなっています。皆さんに筋肉の柔軟性を高めるために「足のストレッチをしてください」とお話をするのと、「ストレッチはやっていますよ」おっしゃいます。

しかし、身体を触らせていただきますと、太ももの表と裏、ふくらはぎの筋肉が硬くなっています。やはり、運動量(ウォーキング・家事・買い物など)に対してストレッチが不足しているのではないでしょうか?

私も他人事ではなく、明け方に足がつることが多くなってきました。

これは、完全に運動量に対してストレッチ不足になっています。ウォーキングの後、直ぐに15分くらい時間をかけてやっています。自分の中ではかなりストレッチをやっている感はあるのですが、まだまだ足りていないのでしょう。

身体の芯が冷えてしまうと不調の原因になる

冬の寒さで冷えるのとは違い、機械的に冷やすエアコンは身体の芯を冷やします。

身体の冷えは、頚・肩のこり、腰痛などの他にも自律神経のバランスを崩し、血行不良や免疫細胞の働きが落ちて、風邪などのウイルスから身を守る免疫力も下がってしまいます。ちなみに体温が1℃下がると免疫力が30%下がるとも言われています。極力、身体を冷やさないようにご注意ください。

余談になりますが、風邪を引いたときに熱が出るのは、免疫機能が自分たちの働きやすい環境を作る為に、熱を出して体温を上げているのです。

冷やしすぎていると、暑さが去った後の夏バテ・秋バテに繋がる可能性があります。

冷えの予防は自分で調節する

会社にお勤めの方から、オフィスが冷えすぎていると聞きます。

たくさんの人が働いているオフィスでは、個人の都合に合わせて室温調整は出来ません。冷えは足下から来ますので、デスクワークの方は膝掛けなどを用意してご自身で冷えからお守りください。

また、コロナ騒動でただでさえ日常生活での運動量は落ちています。運動量が落ちれば、必然的に筋肉が落ちてしまいます。

筋肉による熱産生は大きく、代謝率を高めます。このため、ダイエットには筋肉量が必要になり、筋トレが推奨される所以なのです。

最近、身体が冷えているなと感じている方は、意識的に身体を動かすようにしてください。

ラジオ体操から始めよう

私たちが子どもの頃、小学校では月曜日の朝、朝礼の前か後(昔の話で記憶が曖昧になっています)でラジオ体操がありました。今の小学校ではラジオ体操はやらないそうです。

当時は、体操の重要性が何たるかを考えず、ダラリ・ダラリとやっていました。

いま、自由が丘は建設ラッシュです。作業員の方が毎朝、始業前に現場監督を前にラジオ体操をしているのが当院の窓から見えます。しかし、皆さんあれが体操?と思うくらいにだらだらと身体を動かしていて、真剣にやっている方は皆無ですね。

あれほど身体全体をくまなく筋肉を動かし、理にかなった体操はないのに、本当にもったいないことだと思って見ています。

以前、来院されていた方が短期の海外留学をしたときに、歓迎会を開いてくれたお返しに、数人でラジオ体操を披露したそうです。

音楽もなく、全員で乱れることなくかけ声もかけずにそろった動きを見て、驚かれまた喜んでくれたと話をしてくれました。日本人の身体にラジオ体操は染み込んでいます。

早朝近所の公園に行ってみよう

そろそろ夏休みになります。夏休みといえば朝のラジオ体操が定番になっていますね。まだ暑くなる前の時間帯、あちらこちらの公園でラジオ体操が始まります。忘れてしまった動きも、現在ではインターネットで動画もみられます。

運動不足で何かしなければと思っている皆さん、ラジオ体操から始めたらいかがでしょうか。

シャワーで済ませず湯船に浸かろう

身体を温めるには、運動・温浴・マッサージが有効です。この中で温浴が一番簡単にできることです。

しかし、来院される方にアンケートを取ると、今の季節、汗を流すシャワーだけの方がとても多いことに驚きます。忙しい仕事を終え、帰宅してバスタブにお湯を張るのは面倒くさい・・・。

お気持ちはよく分かります。しかしエアコンで冷えた身体を温めるために、しっかりと湯船に浸かってください。毎日が無理なら、せめて休日の前日と、休日のお時間のあるときに浸かるようにしてみてはいかがでしょうか。

また、マッサージも温まります。

先日も、変形性膝関節症の症状で来院された方が痛みを取り除くための治療で、マッサージをしました。終了後、身体がぽかぽかすると報告してくれました。この時、全身は緩めていません。膝の痛みの治療でしたのでマッサージは下半身だけでしたが、身体全体の血流がよくなり身体が温まったのでしょう。

このように、身体を内側から温めるのに特にマッサージは大変効果があります。

エアコンのかけすぎで身体が冷えて調子が悪い方、治療院よしぐちまでご相談ください。ご連絡お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

LINEで送る
Pocket

お待ちしています

営業日や営業時間。料金と地図。ご予約いただく時間表と電話番号はこちらからご覧いただけます。お気軽にご相談下さい。お待ちしています。