肩こりになる筋肉とそのほぐし方をお教えします

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肩こりになる筋肉は、僧帽筋と肩甲挙筋です。肩こりが始まると同時に硬くなっていきます。肩こりを自分でほぐすには、一番にラジオ体操。その他には肩甲骨を動かす体操があります。公園で鉄棒にぶら下がるのもよい方法です。自分でほぐせないほどこってしまったら、他人の手を借りるしかありません。当院にご相談下さい。

肩こりになる筋肉は僧帽筋と肩甲挙筋

上の写真のように、肩こりになる場所は多少の個人差はあってもたいてい決まっています。そして、肩こりになる筋肉も決まっていて、僧帽筋(そうぼうきん)と肩甲挙筋(けんこうきょきん)と呼ばれる筋肉です。

肩こりになる原因はいろいろありますが、今、思いつくままに書いていくと、たとえば、長時間同じ姿勢のデスクワーク、ストレスによる緊張、運動不足、エアコンの冷えなどでしょうか。

このように原因はいろいろありますが、肩こりは、僧帽筋と肩甲挙筋が硬くなって「こった」と感じられるようになっていきます。

筋肉の画をご覧下さい。

僧帽筋

僧帽筋は、皮膚に近く浅い場所にある筋肉です。首の後ろから・肩・背中を覆っている大きな幅広い筋肉です。大きな筋肉なので、その働きは上部・中部・下部でわけられます。

上部は主に肩甲骨と鎖骨を上げます(肩を持ち上げる)。中部は主に肩甲骨を背骨に寄せる(胸を張る)。下部は主に肩甲骨を回転させて肩を下げます。

これ、あとでこりの解消法を説明しますが、それに関係があります。

肩甲挙筋

肩甲挙筋は肩甲骨と首の骨の側面についていて、主に肩甲骨を持ち上げ、肩をすくめる動きをします。重い頭部とよく動く肩甲骨をつないでおり、とてもストレスのかかる筋肉でもあります。

肩がこった時、肩をすくめる動作をすると、動きにくかったり痛かったりします。

肩こりが始まると、僧帽筋や肩甲挙筋のどちらかが先に硬くなるわけでなく、同時に硬くなっていきます。そして、肩こりには、これらの筋肉とつながっている首の筋肉も関係しています。重たい頭を支えているのですから感覚的にお分かりいただけるでしょう。

肩こりはひどくなると、こっていることを自覚できなくなってしまうのですが、肩こりがわかるうちは、できるだけまめに自分で解消した方がよいです。

それをお教えしましょう。

自分でほぐす方法

肩こりは頭痛の原因にもなります。ご自分でできる肩こりをほぐす方法があります。ぜひ続けて筋肉の緊張を取り除いてください。

セルフケアとして当院でおすすめしているのがラジオ体操です。皆さん、ラジオ体操というと「えっ、あのラジオ体操ですか」と聞き返されます。

昭和生まれの方は知らない人がいないといっても過言ではないでしょう。運動会や夏休みには必ずやるものでしたが、あれほど理にかなっていて身体をまんべんなく動かせる体操は他にはないと思います。

毎朝ラジオ体操を続けていたら肩こりがよくなった

このような話がありました。

知人の女性が転職をしました。転職先の会社は、就業前にラジオ体操をする会社だったのです。今までラジオ体操は知っていてもやることはありませんでした。

転職されてから、毎日ラジオ体操をしているうちに、ひどかった肩こりが解消されました。簡単な運動でも身体を動かすことの大事さが分かった症例です。

しかし、残念ながら今の若い方達にはラジオ体操を学校でやらず、知らない方がいます。私の子供達もラジオ体操を知らない子供たちの一人です。

肩甲骨を動かす体操

もう一つ、お勧めしているのが簡単な動きの肩甲骨を動かす体操を紹介します。

肩甲骨周囲の筋肉を弛めるように両手の指先を肩先に置いて、肘を大きく回すようにしてください。

下の写真を参考にしてください。

モデルは当院の月イチヨガをお願いしているミコ先生です。皆さんは出来る範囲でやってください。くれぐれも無理をされませんように。

この時に、下の写真のように左上から時計回りに、肩甲骨を外側、肩甲骨が上方、肩甲骨が下方、肩甲骨を背骨側に動くのを意識してください。

ウォーキングをするなら腕を大きく振って

また、普段ウォーキングをしている方は、ぜひ大きく腕を振って歩いてください。私も毎朝ウォーキングしていますが、見かける方の中に大きく腕を振っているつもりなのでしょうが、腕を前に前に振って歩いている方がいらっしゃいます。腕を大きく振る時の注意点は、腕を前ではなく、肘を後ろに引くことです。肘を後ろに引くことで、肩甲骨周囲の筋肉が動かされて緩んでくれます。

公園で鉄棒にぶら下がる

また近くの公園に鉄棒があったら、ぶら下がるのもよいでしょう。「我が家の周りには低い鉄棒しかない」という方は低くてもよいので両手で鉄棒を握り、膝を曲げてください。

大切なのは、両腕に荷重がかかり、腕から身体の側面が気持ちよく伸ばされている感覚があればOKです。この時に無理のない範囲で身体を捻じれば、なおGOODですね。身体の側面が伸ばされます。

身体を伸ばすと、とても気持ちの良いものです。自然界の動物を見ていても、寝て起きると必ず背中をぐーっと伸ばしています。

以前、ぶら下がりで肩こりを解消するという記事を書きましたが、結構読んでいただいているようです。

自分でほぐせなくなったらご相談下さい

肩がこってきたら、まず自分でほぐすことはとても大切なことです。しかし、疲れが溜まってしまって許容範囲を超えると、自分では深いところまでほぐせなくなります。こうなると他人にほぐしてもらうしか方法はありません。

そこで我々の出番になります。下の写真は、肩甲骨周囲の筋肉を肩甲骨からはがすようにマッサージをしています。

はがす

肩こりだからと、肩だけマッサージしても効果は薄いです。その場はなんとなく楽になっても、直ぐに戻ってしまいます。身体は全てつながっています。

治療院よしぐちの施術は、首・肩・背中を中心にマッサージで筋肉をほぐしていきます。背骨の両側の脊柱起立筋から、肩甲骨周囲の硬くなった筋肉を肩甲骨をはがすようにして緩めます。

肩甲骨の動きがついてきたら、もう一度首の筋肉をほぐしていくと最初に施術して柔らかくなっていた筋肉がさらに緩んでくれます。このように、全身の筋肉のバランスを取りながらマッサージをしていきます。

ひどく肩がこってしまった方は、当院の施術で筋肉が緩んでいく感触をぜひ体験してみてください。

肩こりでお悩みのかたは、治療院よしぐちまでご相談ください。ご連絡お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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