笠取山
11月24日、埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境にある標高1963㍍の山で、奥秩父の山域の主脈の一つに位置している山梨百名山の笠取山を歩いてきました。
実は前日23日の祝日に、東京都最高峰の雲取山(2017㍍)を静岡に住む友人と歩く予定があいにくの雨で中止になり山歩きモードの気持ちが押さえきれずに翌日の天気図を見て、友人は平日で仕事を休むことができないので、スタッフと二人で治療院よしぐち「歩こうかい」の下見を兼ねて歩いてきました。
目の前に広がる最後の急登、ここを歩きたかった! 多摩川の水源の道、これから始まります。
予報通りに晴れてくれました。登山口にある駐車場まで夜明け前の暗い山道、対向車が来たらすれ違える場所までどちらが下がるか、じゃんけんして負けた方が下がるかと考えながら走って、やっと着いた駐車場でした。
源流のみち
作場平口から歩き始めます。本来は一休坂の急登を登り笠取小屋まで行く予定でしたが、11月の平日は鹿の害を防ぐために、ハンターが入り狩猟期間になっていました。そのために一休坂から笠取小屋までの道が通行止めの情報を入手していたので、ヤブ沢峠経由で山頂に向かいます。
ヤブ沢峠までは、沢沿いの穏やかな道を何度も渡渉を繰り返していきます。
何回、渡渉したことか。
ヤブ沢峠
ヤブ沢峠分岐に来ました。沢歩きはここまで。
お天道様に照らされてとても気持ちがよい。
笠取小屋に向かいます。なんだ、轍が?明らかに車が通っている。
笠取小屋を過ぎて、小さな分水嶺まで進みます。笠取小屋の写真撮り忘れました。湧き水で入れた小屋のコーヒーが美味しいらしい。
小さな分水嶺の峰
小さな分水嶺の峰に到着
説明の看板がありました。雨が落ちる場所が少し変わっただけで、別の川になります。
小さな分水嶺より南アルプスが見えます。右から日本第2位の北岳(3.193㍍)3位の間ノ岳(3.190㍍) 農鳥岳(3.026㍍)
笠取山に向かって最後の登り
笠取山に向かっての最後の登りが待っています。写真ですと緩やかに見えますが、目の前にそそり立つような急登です。
途中で一緒になった、素敵なお父さん。いろんなことを教えていただきました。楽しい山行、ありがとうございました。
山梨百名山 山頂
山梨百名山の標識。知らない方は、ここが山頂と思って下山してしまう方が多いらしい。本当の山頂は、もう少し先です。
新しいポーズ、取り入れました。富士山をバックに土俵入り。不知火型です。
富士山、手に乗せてみますが少しずれている。
こちらが本当の山頂
そして最高峰、日本一の山 富士山(3776㍍)がドーンとみえます。水干(みずひ)経由で下山します。
水干(みずひ) 多摩川の源頭
水干到着
多摩川の始まり、最初の一滴が落ちています。
山頂と水干との分岐点まで戻ってきて、時間記録のために最後の一枚を撮っています。
この後、小屋前で昼食をとり来た道を戻り下山しました。穏やかな天気に恵まれた山行でした。