ひどい咳が続いた後は背中のマッサージを

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寒くなると風邪を引いて咳をする人が増えます。咳が長引くと背中の筋肉が硬くなってきます。咳をするときに背中の筋肉が受ける力は相当なものです。風邪のひき始めにユーカリオイルを使ってうがいや揮発させた成分を吸い込むと効果があります。しかし、咳が続いたら背中のマッサージを受けるのが一番効果的です。喘息の方にも有効です。

 

咳が続くと背中が張る

早朝の気温が氷点下になる日も出てきました。通勤途中に雪をかぶった富士山もきれいに見えています。

寒い季節になりました。身体が冷えて免疫力が下がり、風邪のウイルスが体内で細胞にとりつき発熱や咳などの風邪症状をひきおこします。この時期、咳をしている人の多いこと。

咳はウイルスなどの異物を体外に排出しようとする身体の防御反応ですが、咳が長引いて来ると身体中の筋肉を強ばらせます。

たとえば、背中と肺は密接な関係にあります。背中の筋肉が疲労で硬く張って来ると、胸郭の動きが制限されます。思い切り息を吸っても肺に空気が入ってこない感覚になり、息苦しく、まるで酸欠の金魚状態のような状態になります。

このことは、ひどい咳が続く喘息の方にも当てはまります。

背中が張っているとなかなかよくならない

風邪の治り始めの方や喘息持ちの方を何人も診させていただきましたが、皆さん一様に背中が張っています。

咳をする時、誰でも背中を丸めます。というのも、咳をした瞬間に筋肉にかかる力は大変強いもので、施術中に咳をされると私の指は強い力で押し返され、タイミングが悪いと指の骨が折れるのではないくらいの勢いがあります。

背中を丸めることで衝撃を和らげているのです。しかし、この状態が長く続くと背中の筋肉が硬くなってしまいます。背中の筋肉が硬くなると胸郭の動きが制限されると書きましたが、咳が長引くと、肋骨を骨折することもあります。

咳で肋骨が骨折することもある

咳が続くと肋骨周りの筋肉が強い収縮をおこし、胸郭の動きが制限されます。これ以上縮まない状態で咳をしますと、肋骨の骨折を起こします。

えっ、咳ぐらいで骨折することなんてあるのかと思われるかもしれませんが、実際にあるのですよ。

私も何年か前に風邪を引き、咳が長引き身体を起こした状態で咳をすればよかったのですが、中途半端に寝た態勢で咳をして肋骨を骨折しました。

咳が長引かないようにできるだけ早くケアしたいものです。

家庭でできること

私は起床時、喉に痛みがあり風邪の初期症状かなと思うと、ユーカリオイルを1~2滴コップにたらしうがいをします。そうです、コアラの好きなあのユーカリから抽出したユーカリの精油です。

ユーカリには抗菌、抗ウイルス作用があると言われています。私には即効性があり、すぐに喉の痛みが和らぎます。ユーカリオイルを希釈してマスクの内側にすこし噴霧すると殺菌作用や抗ウイルスの働きもあるので風邪予防になるのではないでしょうか。また外出から帰るとうがいをして風邪予防をしています。

咳が出るときは寝る前にベビーオイルなどにユーカリオイルを混ぜて、胸に塗ってマッサージします。フランネルにしみ込ませて湿布のように張る事もあり成分が揮発し息を吸い込んだときに口と鼻から入りリラクゼーション効果もあり楽になります。

ユーカリオイルはアロマ系のオイルを売っているお店かネット通販で購入できますが、なるべく上質なユーカリオイルを選んでください。

修業時代、ドイツ帰りの方に聞いた話では、風邪を引くと洗面器に沸騰したお湯を張り、その中にユーカリオイルをたらして毛布をかぶり上がってくる蒸気を鼻、口から吸い込むと聞きました。

良いことを聞いたと、私は入浴時バスタブにユーカリオイルを数滴垂らして入り、上がってくる蒸気を鼻や口から吸ってリラックスしています。

お風呂に入って温まると背中の筋肉がゆるめばよいのですが、咳が続いてひどく硬くなってしまった筋肉はなかなか柔らかくなりません。

背中をマッサージする

背中のマッサージが一番有効です。背中のマッサージは自分では絶対にできません。どうか私たちにお任せ下さい。咳の症状がひどくなると気道が狭くなり、咳喘息に移行してしまうこともあります。

風邪を引いてひどい咳が続いた方は、少し落ち着いたところで、当院にご相談下さい。背中が柔らかくなると早く咳がおさまり、体も楽になります。

また、喘息の方にも有効です。

背中を中心のマッサージで、何人も喘息の症状が和らいだ方がいらっしゃいます。

先日、お孫さんを連れた患者さんが来院されました。何でも小学生のお孫さんの面倒を見なければならない日と治療日が重なったそうです。帰り際に孫が喘息の気があると相談されました。

お孫さんの背中を、人差し指と中指で背骨を挟むように上から下に沿っていきますと、背中の筋肉が硬くなっています。

「ひどい喘息症状ではなければ、背中の硬さが取れれば、症状の緩和が見られると思います」とお話をさせていただきました。

次回、ご一緒に来院される事でしょう。背中の筋肉を中心にマッサージでゆるめ、背骨を整えますと咳の症状が楽になります。

背中の筋肉をゆるめることで別の効果もあります

ボイストレーニングをしている女性が来院されています。マッサージ治療を終えた後に、ボイストレーニングに行った時、声の出が良くなったと話をしてくれました。

別の方は管楽器を吹いたとき、いつもなら息継ぎをしなければならないところが、息継ぎをせずに吹けたと話をしてくれました。これらの症例は、背中の筋肉を緩めることで胸郭の動き良くなりより多くの空気を肺に送り込めた結果ですね。

風邪症状が治ったのに咳だけが残ってしまっている方、喘息の咳でお悩みの方は治療院よしぐちまでご相談下さい。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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