首の痛みが1年以上治らない

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首の痛みが1年以上なおらない方が来院されました。当初、痛みの原因が筋肉の硬さによるものだと判断し、しばらくマッサージを続けましたが、改善されず、セカンドオピニオンを受けることをすすめて、当院スタッフが手術してもらった先生をご紹介しました。先生の診断では、将来手の痺れが出る可能性があると手術をすすめられ、手術を受けることになりました。

首の痛みに1年悩まされた患者さんに病院を紹介しました

今回のお話は、当院に来られた患者さんに病院をご紹介した話です。

首の痛みが1年以上なおらない方が来院されました。当初、痛みの原因が筋肉の硬さによるものだと判断し、しばらくマッサージを続けましたが、改善されず、セカンドオピニオンを受けることをおすすめして、当院スタッフが手術してもらった先生をご紹介しました。

私たちは、患者さんが早くよくなることを、まず第一番に考えています。

1年以上整形外科に通っていた患者さんが来院

70代後半の女性Aさんは、娘さんから「母の首の痛みが1年以上治らない」と相談を受け、紹介で来院されました。

問診では、首の痛みで毎晩2時に目が覚めてしまうと話されます。

1年以上整形外科に通っていて、投薬やリハビリでも改善しません。レントゲン診断では第一頸椎と第二頸椎の場所に明らかに石灰化も見受けられるとのことです。痛みは、転倒して暫くしてから始まったとのことでした。マッサージを受けていましたが、保険適用内でのリハビリ・マッサージでは時間の制限もあり筋肉をほぐすところまでなかなかできません。

この話を聞いたときに、痛みが長く続いたことで、身体中の筋肉が極度の緊張状態で硬くなっていることも痛みを増長させる原因ではないかと考えました。

しかし、夜中の2時頃に必ず目が覚めることが気になります。

「昼間も痛いが夜はとくに痛い」とのことです。深夜の痛みで目が覚めてしまい、睡眠不足にもなっています。

触れてみると、痛みのため首全体の筋肉が固くなっています。身体は全てつながっています。痛みを我慢しているので、やはり首・肩・背中・腰と全身が板のようになっています。

治療開始

硬くなっている筋肉をマッサージでゆるめて行きます。首のマッサージをしますと指にゴリっとする感触が伝わり筋肉が骨のごとく硬くなっています。週に一回来ていただいて筋肉がゆるむような状態ではありません。ご自宅が近ければ毎日でも来院していただいて施術をしなければ間に合わないような硬さです。

そこでマッサージの回数がとにかく必要なことを説明し、ご本人も治したい一心で、遠方からですが、1日おきに来ていただくことになりました。

少しずつですが筋肉はゆるんできてくれました。普通のコリから来る痛みなら、筋肉がゆるむことで痛みは軽減して行きます。

5回目の施術後に朝6時まで久しぶりにゆっくり寝られたといわれました。今までの経験上、筋肉は1回ゆるんでくれると日を追うごとに柔らかくなるものです。これでやっと痛みから解放されるだろうと喜びましたが、それはつかの間のことでした。また翌日から痛みが出て夜中に目が覚めます。筋肉はゆるんでいるのですが痛みは引きません。

セカンドオピニオンをおすすめしました

もう一度、再確認のために施術中にお話を聞きました。すると1ヶ月に一度整形外科でリハビリを受けていますが、担当医から十分な現在の症状およびこれからどうしたらよいのか説明がされていないと話されました。

ご本人もはっきりとした痛みの原因が分からず、この先いつまで痛みを我慢しなければならないのか不安な毎日を過ごしている精神的苦痛ははかりしれません。

身体を診せていただいている以上、少しでも楽になっていただきたいと願っています。セカンドオピニオンをすすめました。しかし「セカンドオピニオンで他の先生の意見を聞きたい」となかなか担当医には言い出せないとのこと。またどの病院に行っていいのかも分からないと言います。

当院に来ていただいている引退されている麻酔科の先生が言っていました。

「患者さんからセカンドオピニオンをと言われて嫌な顔をする先生には診てもらうべきではない」
私もその通りだと思います。

先生をご紹介して手術が決まった

そこで以前スタッフが腰椎にできた嚢胞を手術してくれた脊椎・脊髄末梢神経外科の先生をおすすめしました。新百合ヶ丘病院から転勤になったことだけは分かっていたのですが、何処の病院に転勤になったのかは分かりませんでした。便利な世の中になっています。当院で調べた結果、幸いにもAさんのご自宅から通いやすい病院に転勤になっていました。

Aさんは直ぐに行動を開始しました。セカンドオピニオンを受ける病院の予約を取り、前病院から全データーと紹介状を持って診察日を迎えました。

診察・診断結果は前の病院の先生と同じでした。頸椎1番2番(環軸関節と呼ばれ)の亜脱臼と石灰化です。

しかし、一つだけ違うところが・・・。

それは現在の状況、これからどのようなことが起きるのか丁寧にわかりやすく説明がありました「現在痛みだけで手の痺れ等は出ていないが、この先手の痺れが出てくる。よく今まで我慢してきましたね」と優しい言葉をかけてもらったそうです。

「痛みの原因をはっきりと説明してもらいスッキリした。痛みから解放されるなら手術を決めた」と話してくれました。また、手術する期間まで服用する違う薬を処方してもらい痛みも軽減していると言っています。

頸椎は7つの骨から構成されています。頸椎1番は頭蓋骨の中に入っており外(皮膚の上)からは触れることができません。

今回のケースは特異な症例だと思います。1年前に診断を受けたときにはまだ手術が必要ではなかったのではないかと思います。しかし1ヶ月に一度病院に通いリハビリをして1年間という時間が経過している間に症状が悪化して今回の手術に至ってしまったのではないのか。この時にしっかりとした診断を受け適切な説明があり治療をしてもらえたなら、手術までにならないですんだのか?手術になったとしても、1年間痛みで苦しまなくて良かったのではないか。全て「たられば」の話になってしまいますが。

12月に手術をします。入院期間は何事もなければ約2週間との事です。

なかなかよくならない痛みはご相談下さい

当院に来られる方のたいていの痛みは筋肉の硬さが原因です。

しかし、今回のケースのように、もし、当院で改善がみられない時はできるだけ早く次の方法をご提案させていただいています。

筋肉の硬さが原因なら痛みは解決できます。

痛みがなかなかよくならない方は、治療院よしぐちまでご連絡ご相談ください。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。

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