冬の谷川岳
そもそもの今回の山行計画は3月13日・14日で長野県と富山県の県境・北アルプス後立山連峰の中央部に位置する標高2696m冬の唐松岳だった。
しかし、いつも頼りにしている山専門天気予報サイト「ヤマテン山の天気予報」によると、13日は冬型の気圧配置が強まり中部山岳地方や富士山など大荒れ情報がでている。なぜか唐松岳の計画を立て、いざとなると天候や体調不良で中止になる。
山の神様に来るのを許されていないようだ。
こんな時は素直に従うのが良いだろうと長野県から群馬県谷川岳に行き先変更。しかし谷川岳も13日は上空5,500mでマイナス30°前後の寒気が通過して猛吹雪。翌14日は南髙北底型の気圧配置になり午前中は晴の予報。山行は14日に決定。とはいうものの、せっかくの連休を無駄にできない。
群馬県草津町に寄り道。13日は草津温泉でゆっくり温泉と決めこむとしよう。
草津温泉に向かう道中
白と黒の世界
日帰り温泉施設「大滝の湯」
湯ッキーチュウ太郎がお出迎え。ゆっくり温泉に浸かる。
前泊地に向かう途中、以前より気になっていた名胡桃城城址に立ち寄る。真田昌幸が名胡桃館を攻略し、沼田城を手中にする前線基地として名胡桃城を築いたそうな。
池波正太郎の「真田太平記」を読んですっかっり真田一族のファンに。やはりミーハーか?
戦国時代に思いを馳せて
宿泊地に入るのにはまだ少し早い。雪道を走りたくて、豪雪地で有名な藤原地区へちょっと寄り道。しかし例年よりあきらかに雪が少ない。
一年待ってやっと雪道に出会えた。雪道走行が楽しくてしょうがない。ニヤけてます
麓で雪になっている。さぞかし山は荒れていることだろう谷川岳登山の前にはいつもお世話になる「永楽荘」女将さんとご主人が温かく迎えてくれます。
さて、翌14日。
温かい朝食、タンパク質が豊富。登山前の栄養補給だ。
ご主人が焼いてくれるボリューム満点の美味しい卵焼き。卵をいくつ使っているのだろう?甘さが絶妙。
天気は快晴
「土合駅」日本一のモグラ駅と呼ばれている
前方に見えるのが地下へと続いている通路
除雪車が作業している。いつもありがとうございます。
谷川岳ロープウェイで、標高1319メートルの天神平駅まで運んでくれます。
ネコの耳といわれている双耳峰の山頂。トマの耳とオキの耳が見える、あそこを目指すのか。
これからの登りに備えて衣類調整。「暑くなるだろう」
途中アイゼンの装着が甘く外れてしまうが、雪が深く外れたのも気がつかなかった。
山頂到着 午後から天候が悪くなる予報。
山頂を踏み、下山開始。この後大事にしていた帽子をなくしてしまう。悲しい~
帽子を落としているがまだ気づいていない。
心なしか後ろ姿が悲しい。
前向きに帽子を落としたが、自分が滑落しなくて良かったと思うことにしよう。切り替えが早い。
下りのロープーウエイ内にて、下山後の炭酸の喉ごしと甘さがたまらん!一気飲み。この後、温泉入って帰路につきました。
次の雪山山行は4月の西穂高岳。どんな山歩きになるかまた報告します。では。