痛みから早く解放されるには心持ちも大切です

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痛みがひどいと「ずっと治らないんじゃないか」「もっとひどくなるんじゃないか」「痛みのせいで仕事を続けられなくなるんじゃないか」という不安な気持ちになります。その気持ちを持ったままだとなかなかよくなりません。ご自分に合った治療を始めれば、気持ちが前向きになり、治るまでの時間も短くなります。

痛みでお悩みなら早く治療を始めて気持ちを前向きに

たいていの痛みは筋肉の硬さが原因で起こります。筋肉をゆるめればやがて解放されますが、治療期間を短くするには、患者さんの心(心持ち)も大切です。

痛みがひどいと「ずっと治らないんじゃないか」「もっとひどくなるんじゃないか」「痛みのせいで仕事を続けられなくなるんじゃないか」という不安な気持ちを持つのは当然なのですが、その気持ちを持ったままだとよくなるまで時間がかかってしまいます。

ご自分に合った治療を始めれば、気持ちが前向きになり、治るまでの時間も短くなります。この記事では、2つ事例をご紹介しましょう。

50代の女性が股関節の痛みで来院

当院のブログを読んで下さった50代の女性の患者さんが、股関節の痛みで来院されました。

普段は立ち仕事が主だそうです。鍼治療、整体と治療を受けていたのですが痛みの改善は見られませんでした。また鍼治療を受けていた時には、「痛む場所が毎回変わるので治療できない」とも言われたそうです。

このまま痛みが続くのであれば転職を考え、仕事をやめなければならないのかと悩んでいました。

起床時鼠径部がひどく痛む

来院されるほとんどの方の痛みの原因は、90%筋肉の硬さにあります。痛みの出る部位が関節および関節周囲であっても例外でありません。仕事中、立っていることが多いので痛む部位は鼠径部でした。

股関節と鼠径部を勘違いされる方は多いです。股関節が痛いと来院される方のほとんどは鼠径部が痛んでいますという記事を読んでみて下さい。

起床時は大変痛みが強く、足を動かすのもこわごわ動かしているそうです。少し動いているうちに痛みが軽減してくるんだとおっしゃっていました。やはり原因は筋肉の硬さにあるようです。

痛みの原因が筋肉にある場合、動かしているうちに筋肉が温まり、痛みがやわらいだりなくなることがあります。しかし、関節や骨に問題がある場合は、動かすと時間の経過とともに痛みが増してきます。

これらの症状から仮説を立て判断・治療していきます。

治療の実際

ベッドにうつ伏せに寝てもらい背中を軽く軽擦します。手のひらに背骨の両側の筋肉(脊柱起立筋)の拘縮が伝わってきます。やはり股関節の痛みをかばって動いていますから板のように筋肉が固くなっています。

身体は全てつながっています。痛みの部位が股関節にあっても痛い場所をかばい動きが不自然になると、他の場所の痛みに繋がっていきます。

また、痛みのために転職まで考えていた精神的疲労もあり肩・首もこりかたまっています。身体と対話しながら手に戻ってくる筋肉の感触を確かめながらマッサージでゆるめていきます。この時に「首・肩のマッサージがこんなにも気持ちの良いものとは知らなかった」と話してくれました。

患者さんは痛みがあるとその場所だけに意識がいってしまい、他の場所は感じることができません。

以前通っていた鍼灸院で「毎回痛みの場所が変わるので治療ができない」と言われたそうです。治療師として何と心ない言い方をしたのだろうと思います。なぜ、患者さんの話を聞いてあげられないのか?そしてもちろん対処できなければなりません。

患者さんは、痛みがある場所をかばいますから、昨日は左側、今日は右側と痛い場所が変わって当然なのです。

こんな言われ方をされると、患者さんの筋肉の緊張が強くなってしまいます。心の持ち方が身体に及ぼす影響は、はかり知れないもので、心の持ち方一つで身体は良くも悪くもなっていくものです。

1月12日に1回目の治療をしてから毎週通っていただき、3回目には筋緊張が全体的に取れてきました。引き続き毎週来ていただき2月中旬には症状は改善され、次からは間隔をあけ2週間後に来院されます。

痛みがなくなれば心に余裕ができ前向きな気持ちで身体に向き合え、必ず良くなると思えてきます。その気持ちがますます身体の回復を促します。

最終的には一ヶ月に一度の治療でメンテナンスをして痛みの出ない身体作りを目指し、来院していただければと願っています。

もう一つご紹介しましょう。

30代の男性が背中の痛みで来院

30代の男性が右側の背中の痛みで来院されました。お仕事は、研究・論文を執筆する仕事だそうです。

痛む場所は、肩甲骨側縁右側の奥でした。鍼治療、整骨院、整体も受けていたがよくならなかったということでした。。

患者さんは研究者なので、ものごとを突き詰めて行くのが習い性になっています。しかし、過去には身体の不調も突き詰めて考えてしまい、のどの痛みをきっかけに身体全体が不調になってしまったという経験をしたことがあるそうです。

治療の実際

初診は1月7日でした。 肩甲骨の奥に痛みがあるため身体全体の筋緊張が強くなっています。原因はやはり筋肉の拘縮による痛みです。座っているだけでも姿勢保持のため筋肉は使われています。論文の執筆等でデスクに座っている時間が長く、入力に夢中になって必然的に背中を丸めているのでしょう。

痛みの出ている肩甲骨周囲の筋肉をマッサージでゆるめて行きます。筋疲労が強くなると、例外なく皮膚感覚が鈍くなり、私のマッサージの力が大変弱々しく物足りなさを感じます。

背中越しに患者さんの心の声が「なんて弱い力でマッサージをしているのだろう。もっと強い力で揉んで欲しい」と聞こえてきます。しかし決して弱い力で施術をしているのではないのです。皮膚感覚が麻痺して感覚鈍磨になっているのです。マッサージの強さは筋肉との対話で力加減を決めます。

筋肉との対話なしで施術をすると翌日、揉み返しと言われる痛みが出てしまうのです。

また、例えば背中でも感覚が麻痺している場所としていない場所がありますので、同じ力でマッサージをしてあげて「本当に同じ力ですか?」とご自分の身体感覚の違いを認識してもらいます。身体がこれだけ疲れていると自覚していただけるでしょう。

一度の治療でかなり痛みが軽減しましたが、筋肉のコリはそう簡単には柔らかくなってくれません。疲労度が強いので次回の治療を日にちの間隔を空けず3日後にして、2回来院していただきました。

それ以後は1週間に1回来院してもらい、8回目からは2週間に1度と治療間隔があけられるようなりました。

痛みや疲労度が強い場合、どうしても治療回数が必要になってきます。

痛みには心も影響します

心と身体は密接な関係にあります。心の持ち方が治療効果を良い方向にも悪い方向にも導きます。治療の効果が感じられると患者さんの表情が明るくなります。

逆に痛みが続くと不安になり、「もうこのまま治らないのではないか」「歩けなくなってしまうのではないか」「もっと悪くなるのではないか?」と一つの不安が次の不安を呼び起こし負の連鎖になります。

今回、肩甲骨の痛みの患者さんが治療期間にコロナ感染してしまいました。完治してから来院され後遺症を心配していましたが出ていません。心と身体は一対、心が健全になると身体もそのようになります。

以前は身体の具合が悪くなる前に、必ず喉の調子がおかしくなっていたんだそうです。今はちょっと喉が痛くなっても直ぐに治ると言ってました。

今は肩甲骨の痛みが取れて、首・背中等の筋肉が大変柔らかくなって良質な睡眠も取れています。以前から楽しんでいるフットサルでは、身体も軽く動けているそうです。心が全てにおいて前向きなっています。仕事面もいろいろとやりたいことがあってチャレンジしたいとおっしゃっていました。

体調がいまいち良くならない、なかなか痛みがよくならない方治療院よしぐちにご連絡ご相談下さい。お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分 奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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