膝が痛い人は「正座」が快方のきっかけになるかもしれない

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外科的に問題がない膝痛の原因は、ほぼ太ももの筋肉の硬さに原因があります。太ももの筋肉が硬いかどうか正座するとわかりますが、正座に慣れると太ももの筋肉は柔らかくなります。膝が痛くなる原因になりやすいのは、太ももの筋肉の中で縫工筋と呼ばれる筋肉です。太ももの筋肉は7本ありとても大きな筋肉なので、緩めて早く治すためには治療に来ていただくのが早いかもしれません。

膝の痛みを治療する

膝が痛くなるのは太ももの筋肉が硬くなっているから

膝が痛いのは、骨自体に問題がなければ、ほぼ、太ももの筋肉が硬くなっていることが原因です。以前、膝の痛みの原因は筋肉の硬さにあるという記事を書きました。こちらも是非、読んでみてください。

膝が急に痛くなったり、痛みが気になる時は整形外科を受診するか私たちにご相談いただいた方がよいのですが、何となく膝が痛いような気がするとか、痛さは大したことがないけれど長い時間が経ってしまったという時、まず、自分でできる方法をお教えしましょう。

太ももの筋肉を緩めるのは「正座」

正座をすると、太ももの筋肉が硬くなっているかどうか確かめられると同時に、太ももの筋肉を伸ばすストレッチ法にもなります。

最近は、テーブルと椅子の生活が当たり前になり、正座をする機会はほとんどないと思います。

膝が痛い方は、まず正座してみてください。昔のことを思い出して、子供の頃に正座した時の感じ、若い頃正座したときの感じ、膝痛を自覚しない頃正座したときの感じと比べてどうでしょう?しっかり体重がふくらはぎやかかとに落ちない。もっと硬いと、かかとにお尻がつかないかもしれません。痛かったら無理をしないで下さい。特に、極端に体重が増えた方は、すでに膝に相当負担がかかっています。肥満している方にはおすすめしません。

昔に比べてうまく正座ができない方は、太ももの筋肉が硬くなっています。「膝が痛いのに太ももの筋肉が関係あるの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。この記事では、あとで筋肉の解説もします。

これから正座を毎日してだんだんに筋肉を柔らかくしていきましょう。

お風呂の中で正座する

まずは、お風呂の時間を利用してください。バスタブの中では浮力があるので正座をしても膝に負担がかかりにくいです。少し痛みがある方でも膝を曲げていくことが出来るでしょう。無理をせずに毎日やってください。

お風呂の中で正座が出来るようになったら、今度は、床もしくは畳の上でやってみましょう。床が硬く感じられる時は、座布団、マットを敷いて下さい。最初は布団の上でもよいかもしれません。出来るようになりましたら、正座の時間を1分間、2分間と時間を延ばしてください。

だんだん筋肉が柔らかくなると、膝が痛くなくなってきます。そうすると、マットも薄いものでも平気になり、やがて床に直接座っても平気になります。太ももの筋肉が柔らかくなると、何となく気になっていた膝の痛みも軽減してきます。

高齢者の方に限らず、若い方でも太ももの筋肉が硬くなって正座が出来ない方もいます。今、このように硬いと年を重ねていったときに、転びやすくなることでしょう。そうならないためにも、今からでも遅くありませんのでしっかりとケアをして下さい。

そして、同時に膝のお皿の周りもケアします。

膝のお皿を動かす

筋肉の硬さにより、膝の痛みがある方はお皿の周りの筋肉が硬くなっていますのでセルフケアで、写真のようにお皿をタテ、ヨコにとまんべんなく動かすと良いでしょう。

下の写真のように、膝のお皿を両手の親指で押さえて上下、左右に動かしてください。これだけでも膝周りの筋肉がゆるんできます。

まず、上下方法に動かします。

膝の皿を上下に動かす

このように左右にも動かして下さい。

膝の皿を左右に動かす

膝が痛い時は、膝の周辺に問題があるから、皿を動かすだけでよいのでは?と思う方、多いかもしれません。今日は筋肉について少し知っていただきたくて、図を用意しました。

太ももの筋肉は7本あり全部膝につながっている

太ももの筋肉が1本の筋肉からできているわけでないことは、どなたもご存知だと思います。しかし、骨や関節にどんなふうに付いているかまでご存知の方はほとんどいらっしゃらないと思います。

「膝が痛いのに太ももの筋肉が関係あるの?」と思う方も、解剖図を見ていただくとおわかりいただけると思います。

このように、太ももの筋肉は、全部膝につながっています。

太ももの筋肉は、大腿四頭筋と縫工筋、そして大腿二頭筋からできています。そして、膝が痛い原因になるのは、主に縫工筋です。

少しだけ太ももの筋肉の解説をします。図を見ながらお読み下さい。

大腿四頭筋

ヒトが直立歩行するために必要な筋肉です。太ももの前側の筋肉です。大腿四頭筋と呼ばれるように、4つの筋肉からできています。

  1. 大腿直筋:唯一、股関節を曲げるときに働きます。
  2. 外側広筋:足を伸ばすときに使われる
  3. 中間広筋:足を伸ばすときに使われる
  4. 内側広筋:足を伸ばすときに使われる

縫工筋(膝痛の原因になりやすい)

縫工筋(ほうこうきん)は足を組む時に使われる筋肉です。縫工筋は膝痛の原因になりやすい筋肉です。

すごく変わった名前なのは、ちゃんと理由があります。昔、服の仕立屋さんは仕事をする時あぐらをかいていたのですが、この筋肉は、足を曲げて組んであぐらをかくために使われる筋肉だったので、その名前が使われたのです。仕立屋の筋とも呼ばれます。もともとはラテン語でした。

この筋肉がある場所は、小学生の頃、体操をするときに「両手を腰に当てて」といわれた時に手を当てるところ、つまり、骨盤の前面の骨から始まり、太ももを斜めに走り、膝のお皿の内側で終わります。

骨盤の前面に筋肉がついていることが、膝痛に関係があるのです。

骨盤が歪んで、左右どちらかの骨盤が後傾すると縫工筋が一緒に引っ張られていきます。すると膝の内側についている縫工筋も引っ張られて硬くなります。もちろん、膝に負担がかかり膝が痛くなります。

しかし、膝が悪いわけではなく、原因は縫工筋が引っ張られたことにあります。(もう少しいうと、骨盤の歪みが本当の原因です)

しかし、膝が痛いので、膝に何かトラブルが起きたと勘違いしてしまうのです。

大腿二頭筋

股関節を伸展させる強力な筋肉です。太ももの裏側の筋肉です。立った状態から、膝を曲げてかかとをお尻につけるような動作の時や、ボールを蹴る時に足を後方に伸ばした時に働きます。身体測定で体前屈(膝を伸ばした状態で前屈)が出来にくい人は、この大腿二頭筋(太ももの裏側)が硬くなっています。

筋肉を緩めると痛みは早くよくなりますよ

今回、筋肉の解剖図をお見せしたので、わたしたちの仕事について少し説明します。

見ていただいたように、太ももの筋肉は7本あります。太ももの筋肉が硬くなっていることが膝痛の原因なのですが、筋肉が硬くなっている場所やその範囲はお一人お一人全く違います。体の使い方に必ず癖があるからです。

私たちは、筋肉の構造を学び、ほぐして緩めて柔らかくすることを仕事にしています。どのような順番で筋肉を緩めていくと効果的かなど昔から蓄積された技術があります。筋肉を緩めると痛みから早く解放されます。

ただ、太ももの筋肉は、とても大きな筋肉です。マッサージだけで完全に緩めることは難しいです。そこで、当院では治療に*PNFという専門的なストレッチを取り入れ、硬くなった筋肉を解放させていきます。

*PNFストレッチ:proprioceptive neuromuscular facilitation(固有受容性神経筋促通法)

どんなものか簡単に説明すると、患者さんの筋肉に私たちが外から力を加えて収縮させ伸ばすことを繰り返します。自分で普段使う以上の力が筋肉に加わり縮められることで、その反動で伸ばした時にはより筋肉が緩むのです。短時間に筋肉を緩めるには効果がある方法です。患者さん一人一人の身体にあわせ積極的にとり入れています。

当院の症例

膝が痛くなってすぐに来院されたので、一度の治療でよくなった例です。一般に、膝が痛くなってから時間が経つと、治るまで時間がかかるようになります。

70代 女性 Hさん

Hさんはお茶の先生をしておられます。お稽古の時に膝が痛くなり正座が出来なくなってしまい来院されました。お話を伺うと、歩行には痛みがなく支障がありません。正座をすると痛みがあるとの事で、診させていただくと太ももの筋肉が硬くなっていました。

マッサージで身体全体を緩め、PNFストレッチを取り入れ、太ももの筋肉を柔らかくしていきました。すべての治療が終わったときには、膝の痛みは消えて正座が出来るようになり、喜んでお帰りになっていただけました。Hさんは一回の治療で膝の痛みは消失して、正座ができるようになりました。

膝が痛くて整形外科を受診をされ、膝関節等に異常がない方は治療院よしぐちまでご相談ください。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。ご連絡お待ちしています。

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