寝違えて首が痛いのは筋肉が疲労して硬くなっているのが原因

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寝違いの原因は、筋肉の硬さです。硬くなった筋肉が急に伸ばされて炎症を起こし痛みます。ひどく痛む場合は冷やして下さい。治療は、首につながる離れた筋肉からマッサージでゆるめていきます。寝違いが長期間(たとえば数週間)治らない時もありますが、骨に異常がない場合は、やはり筋肉の硬さが原因です。

朝起きたら首が痛いのは寝違えた

朝起きてみたら痛くて首が回らない。「寝違えた・・・」

寝違えはコトバンク寝違えにもある通り、正式な病名ではありませんが、たいていの方が経験しているのではないかと思います。寝違えによる首の痛さの程度は、人それぞれです。

安静にしていれば痛みがない。安静にしていても痛い。動かすと痛い。頭の重さを感じ、手で支えていなければ辛い…、などなど。眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけて痛みが出ることもあります。

しかし、たいていの場合、痛みは軽くガマンできる程度でしたら、一回首周囲の筋肉にマッサージの刺激を入れると3、4日もすればよくなることが多いです。

寝違えの原因は筋肉が疲労して硬くなっているから

寝違いの原因として考えられるのは、首周辺の筋肉のコリ、つまり筋肉の硬さです。

寝ている間に筋肉が硬くなったわけでなく、それまでの生活で同じ姿勢を取り続けたり、首に負担をかける動きを繰り返したりして、首の筋肉に疲労がたまっていたと考えられます。

筋肉の運動は、伸びて縮んでの繰り返しです。繰り返すうちに筋肉が疲労します。筋肉に疲労があると、何となく違和感や重い感じがします。昼間、意識があるときは、筋肉を動かした時に痛みや違和感を感じると、動かし方を自分で加減するものです。痛くないように、です。

無意識の遠慮がない動きで筋肉が傷み炎症が起こる

ところが、就寝中には意識がありません。寝返りを打って身体を動かしたときに、今度は筋肉が何の「ためらい」もなく伸ばされてしまいます。それで筋肉が傷んでしまいます。筋肉が炎症を起こした状態が、寝違いです。

こうなると、呼ばれても振り向けない、なんて事態になります。

寝違いが起きる仕組みと同じなのが、ぎっくり腰です。ぎっくり腰も腰にたまっていた疲れで筋肉が疲労し、硬くなっていたところに、きっかけの動きがあり、筋肉が痛んで炎症を起こした状態です。

*ぎっくり腰についてはぎっくり腰という記事を参照してください

痛さも程度があり、ひどい場合は治療を受けた方が早くよくなります。

寝違えたら冷やす(アイシング)自分で出来ること

寝違えは、たいていの場合、がまんできる程度の痛みだと思います。しかし、ひどく痛む場合もあります。そんな時は、まず、アイシングをして炎症を起こした部位を冷やすことが一番です。

冷やすというと、冷湿布を思い浮かべる方がいらっしゃると思いますが、当院では効果的でないのでおすすめしていません。確実に冷やすのはアイシングです。氷で冷やすのがむずかしければ、多分、どのご家庭でも冷凍庫に入っている、保冷剤を使うこともできます。

アイシングのやり方に関してはスポーツのケガはすぐにアイシングをの記事を参照してください。

痛みが取れたら、無理をせずに首の周りの筋肉をストレッチして動かし、筋肉の疲労を取り除いてください。

治療はマッサージで筋肉をゆるめます

治療院に来ていただいて寝違えを治すには、硬くなった筋肉をマッサージでゆるめます。

寝違えは、首の周囲の筋肉が急激に伸ばされて炎症を起こしたことで痛みます。そのため、患部には直接マッサージをせずに、首につながる離れた筋肉からマッサージでゆるめていきます。

背中の緊張を取り除くだけで、首周囲の筋肉の緊張も緩んでくるからです。そして、頚椎の可動性(動きをつける)を出していきます。

当院での寝違えの症例

以前、正面ではなく斜めの方向に首を向け続けていた方が、翌朝、寝違えて来院されたことがあります。

Yさん 60代 男性

朝、起きてみたら首が痛くて動かすことができないと来院されました。お話を詳しく聞くと、長時間の会議中、ずっと斜め前方に座っている話す相手に首を向けていたそうです。

触診をしてみると、首の骨自体には問題はなさそうでした。痛みの出ている場所は首、肩から背中にかけてでした。痛みの強く出ている部位は、直接マッサージでゆるめていくことはせずに、離れたところからアプローチをして首にむかって徐々に筋肉をゆるめていきます。

特に肩甲骨周囲の緊張をストレッチを加えながら取り除くことで首周囲の筋肉は緩んでくれます。充分に緩んだのを確認して1回目の施術を終了します。2、3日後にもう一度来院していただいた時には70%痛みは消失していました。

2回目の施術後、痛みは消え完治しました。この方の場合は、痛くても症状が軽い方でした。

長期間治らない場合は整形外科へ

寝違いは、寝ている間に起きることなので、放っておけばすぐになおるだろうと思われがちです。もちろん、軽ければすぐに治ります。しかし、場合によって、何週間も治らない時があります。

骨に異常がないか確かめる

その場合、一度整形外科を受診することをお勧めします。レントゲンかMRIなどを撮ってもらって下さい。

一般に骨に異常がある場合、突然に痛みが出ることは少なく、日を追って徐々に指先のしびれや痛みが強く出てくる事が多いです。

骨に異常がなければ時間をかけて筋肉をゆるめれば治ります

もし、骨に異常が見当たらない場合は、痛みが長期間続いても筋肉の硬さが原因です。痛みを長期間放置した結果、筋肉の硬さが、首のまわりだけではなく、背中、肩甲骨周囲の筋肉の深いところまで達してしまうからです。

しかし、硬くなった筋肉をマッサージでゆるめていくことによって寝違いの症状は良くなりますよ。

大切なことは、寝違いが起きないように普段から筋肉がコリ固まらないような身体作りをして行くことだと思っています。治療院よしぐちでは、施術可能な痛みに対しての部位別の予防を兼ねたストレッチを指導させていただいています。

寝違い、首の痛みでお悩みの方どうぞ治療院よしぐちまでご相談、ご連絡をください。お待ちしています。自由が丘駅南口から徒歩3分、奥沢駅から徒歩5分の整体治療院です。

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